アフリカ―原因@:内戦

アフリカでは、最近まで各地で内戦が行われていました。
 
飢餓と関連が深い内戦と言えば、ナイジェリア内戦があげられます。
ナイジェリア 内戦は別名、ビアフラ戦争ともいい、150万人以上のイボ族という民族が死亡した戦争です。
 
この戦争で注目すべきなのは、こんなにも多くの命を奪った原因が、単に虐殺だけではないことです。
厳しい飢餓と、栄養不足による病気も大きな原因でした。
その当時、各国の新聞には、骨と皮しかないほどにやせてしまっているが、お腹だけ
膨らんでいる子供達の姿が報道されて、世界中に衝撃を与えました。
 
そして、「ビアフラ」は「飢餓」と同じような意味の言葉として使われるように
なりました。
 
そもそも、ビアフラが飢餓になってしまった原因は何なのでしょう。
それは、敵軍がビアフラを囲み、食糧や物資の供給を遮断したためです。
 
別の内戦の例も見てみましょう。
農業と関連深い内戦として、 シエラレオネ 内戦がありました。
 
この内戦は、10年あまりに渡って続いていたため、シエラレオネ共和国の農地は
すっかり荒れ果ててしまいました。
しかもその上、反政府勢力が農民に農作業をできなくさせるために、村人の手首を
切断していたそうです。
それは子供たちにまで及んでいたといいます。
 
この結果、農民は体が不自由になってしまったので、農地は荒れ、農業が立て直せなくなってしまいました。
そのため、すべての国民に食糧を供給できなくなってしまい、食糧生産の土台は崩れてしまったのです。
 
食糧問題は、紛争によっても引き起こる問題なのです。



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