飢餓のように大きな食糧問題は起こっていませんが、日本でも低い
食糧自給率や輸入に頼っているなど、問題は起こっています。
そのため農林水産省は、農業などの活性化や食糧の安定した供給を目標
として、さまざまなことに取り組んでいます。
たとえば、食料安全保障制度があげられます。
食料安全保障制度は、食料の供給が影響を受けてしまった場合のための
制度です。
食料の供給を確保するための対策や、すばやく活動できるようなあり方
を考え、日ごろから準備をしています。
日本の食料安全保障については、食料・農業・農村基本法によって定め
られています。
いざというときの食料安全保障に関する規定を設け、国が必要な対策を
講義することを示したものです。
農林水産省のホームページには、詳しい食料安全保障についての情報が
公開されていました。
また、ODAの活動があげられます。
日本のODAの一部は、開発途上国の貧困や飢餓をなくすために、
農業インフラの整備などを行っています。
食糧問題の改善に大きな役割を果たしています。
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<用語のまとめ>
・ODA(Official Development Assistance)
政府開発援助のことで、国際貢献のために発展途上国に対して行う援助や出資のこと。
・農業インフラ
農業のインフラストラクチャーのことで、経済や生産の基盤となるものこと。資金・技術提供による協力など。
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