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蜃気楼

 大気中の温度または密度の違いにより光が屈折し、 物体の虚像が浮き上がって見えたり上下が逆さまに見えたり物体の側方に見えたりする現象を蜃気楼といいます。 通常、光は直進しますが光は異なる密度の空気があると密度の高く冷たい空気の方へ進む性質があるので、 このような現象が起こります。
 蜃気楼には上位蜃気楼、下位蜃気楼、、鏡映(側方)蜃気楼の3種類があります。 上位蜃気楼は上に暖かい空気、下には冷たい空気がある時に見ることができ、 物体の虚像が実像の上に見える蜃気楼です。 幻氷(げんひょう)はこの蜃気楼の中に含まれます。 下位蜃気楼は上に冷たい空気、下には暖かい空気がある時に見ることができ、 物体の虚像が実像の下に見える蜃気楼です。 逃げ水や浮島(うきじま)現象はこの蜃気楼の中に含まれます。 鏡映(側方)蜃気楼は水平方向の温度差により見ることができますが、 水平方向で温度差が現れることは難しく、極めて珍しい蜃気楼です。 物質の虚像が実像の横に見える蜃気楼です。


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 蜃気楼で有名な場所と言えば?
日本には富山県魚津市にしんきろうロードという有名な蜃気楼の出現スポットがあります。 しんきろうロードでは春の暖かい日中によく蜃気楼が見られます。 蜃気楼を見ることがてきたら魚津埋没林博物館にて証明書をもらえます。 見られなかった人も「蜃気楼みられんだちゃ証明書」という証明書がもらえます。