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日常に欠かせない「紙」ですが、紙はいったいどこからどうやって伝わってきた物なのでしょうか。ここでは、紙の歴史を大きく4つの時代に分けて紹介します。
紙の発明以前 紙の発明 印刷技術 電子書籍

【紙の発明】

紙が初めて発明されたのは中国です。
中国での最初の紙は前漢宣帝時代(紀元前73~49年)に作られた物とされていますが、これは戦火で消失してしまいました。文字を書いた紙が見つかったのは後漢時代以降で、前漢時代にも金関紙や中願紙など紙は存在していたのですが重要な品などを包む包装紙として利用されており、文字を書かれた物は見つかっていません。
中国で発明された製紙技術は12世紀にはヨーロッパに伝わり、14世紀には広く生産されるようになりました。
文字が書ける紙ができてからは、本や手紙などのコミュニケーションツールとしての機能が高められてきました。まず初めに7世紀に文書や図案の複製を可能にする拓本・木版本といった技術が作られ、物語などの文学・文化が大きく発展し始めました。11世紀には紙幣が作られ、12世紀から14世紀にかけて普及しました。

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