事前調査


まず、基礎的な知識を身につけるため、文献による調査を行いました。

書籍(水戸工業高校図書館,県立図書館) ※放射能見えない危険,著者:草間朋子


放射線の概要


放射線にはα線、β線、γ線、中性子線などの種類があり、人々は日ごろの生活で常に被爆している。放射線とは 粒子線などの線のことであり、放射能は放射線を出す物質のことなので全くの別物である。単位は次のとおりである。


放射線には自然放射線と人工放射線がある。 自然放射線とは、宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線や、大地や飲食物からの放射線のことをいう。 一方、人工放射線とは医療の面や工業の面などで利用される人工的に作られた放射線のことをいう。


放射線の単位


吸収線量(Gy:グレイ)


  • ある任意1の物質中の単位質量あたりに放射線により付与されたエネルギーの平均値
  • 1Gy=1J/kg
  • 放射線が1kgの物質と相互作用した結果、1J のエネルギー吸収があるときの吸収線量


等価線量(Sv:シーベルト)


  • 組織・臓器における放射線の影響を、放射線の種類やエネルギーによる違いを補正し、共通の尺度で表現する量
  • 組織・臓器の平均吸収線量(Gy)x放射線荷重係数


名称単位意味
照射線量 クーロン(C/kg) 線源から発生する放射線の総量 胸部X線撮影1枚あたり約5μC/kg
吸収線量 グレイ(Gy)     照射された放射線の内被写体に吸収されるエネルギー(1グレイ=1ジュール/kg) 上記の場合、皮膚は約0.2mGy
等価線量
実効線量
シーベルト(Sy) 吸収線量にそれぞれの放射線の種類に応じた加重係数を掛け算して、放射線の影響を等価したもの 上記の場合0.05mSv
  放射能  ベクレル(Bq) 放射線同位体元素の量
(1Bq=1個の核分裂/秒)
骨シンチグラム
99mTc投与量=740MBq

身の回りの放射線


銀河を起源とする陽子・電子・X線など
     40K、238U、232Thなどからγ線やα線

222Ra(ラドン)などからα線、β線やγ線
     40K(カリウム)、14C(炭素)、87Rb(ルビジウム)などからγ線やβ線

体内、食物中の自然放射線物質



  • 体内の放射線物質の量(体重60kgの日本人の場合)
  • 食物中のカリウム40の放射線量(日本)

放射線のいろいろな利用



  • 体内の放射線物質の量(体重60kgの日本人の場合)
  • 食物中のカリウム40の放射線量(日本)

放射線の健康への影響


放射線測定で何を知るか



  • 放射線量の高さ
  • 放射線源
    放射線源から放出される放射線の種類とエネルギーは、線源の種類によって異なる。

    放射線の種類:α線、β線、γ線、中性子線など

放射線量の目安


放射能の減り方(半滅期)