
効果はどれくらい続くの?
薬は飲んだ瞬間から効く始めるわけではありません。それに薬は飲み続けないと効果がないものもあります。
・複数回飲む必要がある(風邪薬など)は飲んでから2時間後ぐらい
・症状が出た時に飲む薬(痛み止めなど)は飲んでから普通飲んでから30分ほど
で効きはじめます。
薬の中で最も聞く時間が長い、1日3回飲む薬は(毎食後のものなど、3食後などと書かれるものもある)6時間くらいすると徐々に効果がなくなってきます。
一方薬は肝臓によって効果がだんだんなくなってしまいますが、それを抑えて調整している薬では1週間も続くものもあります。
薬を飲む量
薬は飲めば飲むほど効果が出るものではありません。そして、体に良くないからと言って、決められて量より少なく飲んでしまっては、効果がなくなってしまいます。
薬の効果を維持し続けるには「薬物血中濃度」(血の中にある薬の濃さ)を一定に保つ必要があります。
そのために飲む間隔も一定に保たなければなりません。
途中でやめてしまえば、効かなくなってしまいます。
飲みすぎてしまえば過剰摂取になり、中毒症状が出ます。

処方される量
薬の量は、もっとも効率的に安定して効くように決められています。市販の薬には「15歳以上、3錠」などと書かれているのはそのためです。
国が定める医薬品基準をクリアしているので心配する必要はありません。
ただし、成人を対象としているので、子供や高齢者には調節が必要です。
皆さんも子供の時にお医者さんに行ったときに体重を聞かれたことはありませんか?
それは、処方される薬(お医者さんから処方箋を書いてもらう薬)の量に関係しているので、いかれたら正確な数値を伝えてください。
高齢者は、薬の量を調節する、肝臓や腎臓が弱くなっているので、市販薬の調節は薬剤師さんなどに頼むとよいでしょう。
