iPS細胞部
ヤマナカファクターの詳細課
この課では、前の課で研修をした、山中ファクターを細かく見ていきます。山中ファクターは細胞の初期化に必要な4種類のタンパク質であることは前の課でやりましたね?
実は、山中ファクター1つ1つの名前が分かっています。
というわけで、山中ファクターの名前と簡単な機能について説明します!!
@Oct3/4(オクトスリーフォー)
ほかの遺伝子の働きを調整する「転写因子」と呼ばれるたんぱく質の一種です。
この遺伝子がないとES細胞の状態が維持されません。
ASox2(ソックスツー)
これも「転写因子」の一種でOct3/4と同様に、この遺伝子がないとES細胞が維持されません。
BKlf4(ケーエルエフフォー)
転写因子の一種ですが、詳しい働きはよくわかっていません。
Cc-Myc(シーミック)
転写因子の一種で、がんを引き起こす「がん遺伝子」の一種としてよく知られています。
初期化の効率が落ちるがC-Mycがなくても初期化できることがのちに判明しました。
※この因子の形は必ずしも正しいとは限りません。
この課での研修は終了です。ヤマナカファクターのそれぞれの働きについて分かりましたね?
それでは次の課へGO!
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