平行波と円形波

波の山や谷が直線になっているものを平行波(別名:平面波)といいます。また、円の形になったものを円形波(別名:球面波)といいます。平行波と円形波には下の図のようなものがあります。

素元波

波は波源で起きた一番始めの振動が、まず円形となって周りに伝わっていきます。この円形の各部分が振動しているので、次に、それぞれの点が新しい波源となり、それぞれ振動を送り出します。
このように波の各点から出る波の円形の波を素元波と呼びます。また素元波に共通する面を結ぶと波面になる考え方をホイヘンスの原理といいます。

回折

波がすき間を通過すると、円形に広がります。このように、障害物の背後に回り込む性質を回折といいます。回折波はすき間を小さくすると障害物の背後に回り込みやすいが、すき間を大きくすると障害物の背後に回り込まなくなります。