大分の史跡探訪 > 今市石畳
◆道路の真ん中に石畳が!?
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ここは大分市の南部、旧・野津原町の今市地区。
この道路、ごくごく普通の生活道路のはずなのに、何やら真ん中に長〜い石造りの道がありますね。いったい何故にこんなものがあるのでしょうか?路面電車でも通っていたのでしょうか? |
実はこの今市地区、江戸時代には熊本藩や岡藩の参勤交代の宿場町として栄えた場所で、この真ん中の石の道は、各藩の大名行列が通っていたのです。
この今市地区が宿場町として整備されたのは1596年、当時の岡藩の藩主・中川秀成(なかがわひでなり)が当地を参勤交代路として使うにあたって整備を命じたとされています。
石畳は全長660m、幅2mにわたって存在し、大分では貴重な交通遺産となっています。
宿場町は上町、下町に分かれており、右写真のように途中には「信玄曲り」というクランク状の曲がり角が存在し、これで双方の様子を見通せないようにしていました。
また、江戸時代末期には、勝海舟や坂本龍馬もここを通ったと言われています。
・・・しかし、この石畳の上を自動車が通るようになるなんて、当時誰が想像したでしょうか?(笑)
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今市石畳(いまいちいしだたみ)
住所:大分市今市(Googleマップを表示)
駐車場:あり
アクセス:大分バス今市線「今市」バス停下車、徒歩5分 大分自動車道大分光吉インターから車で35分 大分駅から車で70分
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