アンケート
女性の社会進出が進み、仕事で忙しい女性が増えました。世話を見切れない人々は子どもを保育園に預けるようになっています。 しかし、その保育園で働く保育士の負担は大変大きく、国の対応も完全ではありません。
⇒国に求めていることを知る必要があると思い、子どもたちに接する現場で働く保育士の皆様にアンケートを行いました。ご協力ありがとうございました。
寺山保育園、その他神奈川県内の保育園の保育士
インタビュー項目
- 保育士になった理由
- 保育士になって大変なこと/困ること
- 想像してた保育士と実際の保育士の違い
- 保護者に対して気をつけていること
- 国に求めること
1.保育士になった理由
子どもは未来を担う社会の貴重な存在。 |
子育ての勉強や他の子との関わりを学びたかったので。 |
通っていた学校が専門の学校だったので(付属校出身) |
小さい頃からエレクトーンを習っていたので生かしたかったため。 |
小さい頃からピアノを習っていてそれを生かした仕事をしたかった |
ピアノを習っていた経験や工作が得意ということで、職に就く際に向いていると思ったので |
幼児教育に興味があったから |
子どもが好きだから |
小さい時から、従姉妹や近所の小さい子の世話をするのが好きだったから自然にそう思っていた |
小さい子と関われる仕事ということで中学生くらいから憧れていた職業でした。 |
こどもが好きだから |
子どもに関わる仕事をしたかったからです。また、子どもの成長をより長く見守れる職場は保育園だと思ったからです |
2.保育士になって大変なこと
保育には答えがないこと。 |
手におえない子や、発達障害児への接し方。 |
どこの仕事でも同じだと思いますが、人間関係には気を使います |
日々の体調管理 |
保護者との伝達・日々の情報交換で生じる子育ての捉え方の食い違いなど |
雑用の仕事が多く(書類なども)持ち帰ることが多い |
一度にハプニングが2、3件起きたとき |
大変なことは怪我がないように気を使うこと。困ることは子供を愛せない保護者がいることです。 |
一人一人の育ちに合わせた対応をしたいけど、集団のなかでは物理的に不可能なこともある。その辺がジレンマです。そして多様化する保護者のニーズにどこまで応えるのか。大人の都合で例えば夜間保育とか、こどもにとってどうなのか?迷う事があります。 |
保育の世界は奥深く、経験を積んでも勉強することがたくさんあり、またそれが楽しみでもあります。 |
自分自身の腰痛、首痛など身体の不調、難しい保護者の対応(メンタル不調 |
命を預かる仕事だということです。 |
3.想像してた保育士と実際の保育士の違い
保育士は子供だけではなく、障害児、障碍者(大人)、施設、病院、と働く場所が色々あります。 |
想像していたより、仕事が体力的、精神的にきついです。 |
子供が好きなだけでなく、常に広い目で全体を見る |
体力が必要 |
家庭によって子育ての考え方が違うので子供を見ることだけでなく幅広く考えたり気配りが必要なこと |
責任の重さ |
同上 |
遊ぶことだけでなく思っていた以上に他職員から学ぶこと、 知識として学ぶことが多い |
こどもを保育するということだけでなく、家庭支援も必要不可欠で |
想像よりずっと子どもに関するプロだと感じました。 |
4.保護者に対して気をつけていること
情報伝達 |
クレームをつけてくる保護者が多いので何か言われないようにする。 |
言葉遣い |
誠実に考え行動するように心がける |
言葉遣い |
言葉遣いや接し方 |
勘違いされないよう言葉(伝える時)には配慮している |
子育て観を押し付けないようにしている |
同じ目線を心がける、でも、子どもの代弁者として大事なことはしっかり伝えていく |
相手の話をよく聴くこと |
言葉を選び方、伝え方です。 |
5.国に求めること
保育士を増やすだけでなく、待遇を見直し、辞める人を減らしてほしい |
賃金を上げた方がいい。低賃金なので保育士の数が増えず、待機園児が減らない |
・本当に困っている子供たちのための保育園になって欲しい |
保育園の待遇をもっと良くして欲しい |
保育園を増やしたりするのであればそれに伴って保育士の数を増やして欲しい |
環境設備 |
もっと子育てに予算を |
待機児童をなくすと言うが、数を増やすだけではただの預かり。子どもの育ちを支えるにはそれなりの質も必要だと思うので、質を確保した上での保育行政を展開してほしい。 |
待機児童対策だけでなく保育の質の向上を。 |
これからの日本を作っていく、こども達を大切にして欲しい |
安心して取れて、仕事に復帰できる育休制度の充実です。 |
→話し合い2 〜結果を受けて〜 へGO!