不法投棄の問題

～ぼくたちは大量のゴミを出し、たくさんの税金を使っている～

一般にゴミ問題と言われてもあまり実感がわかないと思いますが、平成24年度、日本人は一人当たり1日に約1kgのゴミを出し続けています。これは約1年で4517万トン（東京ドームおよそ122個分）に上ります。このゴミに対し1兆8000億円の費用がかかっています。

さらに不法投棄と言って、ゴミを山や森などに放置する自分勝手な人達がいます。不法投棄によって環境がおかされてしまった例もあります。不法投棄されたゴミの78.8％が建設系廃棄物です。平成24年度の産業廃棄物の不法投棄量は4.4万トン、件数は187件です。10年前に比べ、10分の1に減っていますが、この問題を解決するには、非常に長い年月と大金が必要です。更に、犯人がわかっても、会社の倒産などで、処理費用や罰金を回収できないのが現状です。

ゴミを出さない工夫、自分が手にしたものがゴミとなった場合も最後まで責任を持って対応する心がけが私達のモラルとして求められています。

参考資料