はじめに

 スマホを小学生から楽しく使えるようになったら、すばらしいことです。しかし、スマホの先にいるのはやさしい大人ばかりではありません。また、スマホを使うにはいろいろなマナーもあります。学校で習っていないことが、スマホの先には広がっているのです。だから、お父さんやお母さんと相談しながら使えるようになってほしいのがスマホなのです。  まずは、スマホだけでなくインターネットを使える環境は、お父さんかお母さんにフィルタリング設定してもらいましょう。このフィルタリングは、あなた達小学生を守るためのものです。そして、いろいろなことをお父さんやお母さんと相談して決めるようにしましょう。それがスマホを楽しく使う第1歩です。  このページでは、小学生がスマホを利用するのに必要な知識が沢山掲載されています。良く学んで、楽しいスマホライフを過ごしてください。

気を付けること

スマホを使う場所には気を付けよう

 スマホを使うときには使う場所に気を付けましょう。たとえば、バスや電車などの公共交通機関(こうきょうこうつうきかん)を使うときには、スマホを使わないようにしましょう。大きな声で電話したり、大きな音でゲームをしたりすると、周り(まわり)の人の迷惑(めいわく)になってしまいます。また、映画館(えいがかん)や劇場(げきじょう)、美術館(びじゅつかん)で使うこともやめましょう。スマホから出る光や音が、周りの人の邪魔(じゃま)になってしまいます。このほかにも、スマホを使うときには気を付けなければいけないところがたくさんあります。しっかりとマナーを守って使うことを心がけましょう。

言葉づかいに気を付けよう

 誰でも、悪口を言われたらいやな気持ちになると思います。自分がされていやなことを他人にしてはいけません。SNSやチャットではいろいろな人とお話できますが、ほかの人を傷つけるような悪口は絶対(ぜったい)に書きこまないようにしましょう。

個人情報の扱いに注意しよう

 いろいろなサイトを見ていると、住所や電話番号(でんわばんごう)、名前などの個人情報を入力するように誘って(さそって)くるサイトがあります。もしかしたら、そのようなサイトに個人情報を入力してしまうと、悪いことに使われてしまうかもしれません。なので、本当にそのサイトが信用(しんよう)できるところなのかよく調べてから、個人情報を入力するかどうかを決めるようにしましょう。  このほかにも気をつけないといけないことはたくさんあります。自分のことと相手のことをよく考えて、正しく楽しくスマホを使っていきましょう。

ゲームでも

 小学生の皆さんは、スマホを持っていなくてもゲーム機は持っているという人も多いのではないのでしょうか?最近は、スマホだけでなくゲーム機もインターネットにつなぐことができます。インターネットを通してチャットで話をしたり、何かを調べたりなどいろいろなことができるようになっています。  そんなゲーム機を使うときに気を付けることについてお話します。

チャットで気を付けること

 たとえば、チャットで自分の持っているゲームアイテムを自慢(じまん)したり、キャラクターの名前をまちがえたりしたとします。それが原因(げんいん)でひどい悪口を言われてしまい、いじめなどのトラブルにつながったりします。また、冗談(じょうだん)で言ったことが事件につながってしまったりすることがあります。チャットなどを使うときは発言する前に悪口になっていないか、自慢(じまん)になっていないかなど、何度も見直してからにしましょう。

インターネットで気を付けること

 ゲーム機で調べものをしていると、有害(ゆうがい)なサイトにつながってしまうことがあります。悪い影響(えいきょう)をあたえるようなサイトを見てしまうと、突然(とつぜん)お金をはらって下さいと言われたりすることがあります。おもしろそうだという気持ちだけでつかわず、「このサイトは大丈夫かな?」とよく考えてつかいましょう。

相談しよう

 ゲーム機もスマホと同じなので、チャットで知らないひとと口げんかになり大きなトラブルになってしまったり、しらないサイトに入ってしまったり、事件(じけん)にまきこまれてしまったりして危険(きけん)なことがあります。それをふせぐために、危険(きけん)からまもるフィルタリングという機能(きのう)がついています。このフィルタリングはチャットで知らない人との会話(かいわ)をできなくしたり、しらないサイトに入ってしまうのふせぐために、入れるサイトを自分の年齢(ねんれい)にあわせてきめることができるので、お父さんやお母さんと相談(そうだん)してきめましょう。  フィルタリングいがいでは、お父さんやお母さんといっしょにゲーム機をつかうようにしましょう。自分だけでつかっていると、しらないサイトにとんでしまったときなどにすぐ相談(そうだん)することができません。だから、インターネットをつかうときはまずお父さんやお母さんに言ってからつかうようにして、お父さんお母さんのまえでつかうようにしましょう。そして、困った(こまった)ことがあれば、すぐに相談(そうだん)しましょう。

お金は大事

 最近、スマホを利用したオンラインゲームが、大人にも子供にも大変人気となっています。全国各地の消費者センターによると、子どもが勝手に親のクレジットカードを利用し、ゲームアイテムの購入(こうにゅう)やソフトのダウンロードを行うなどして、料金を請求されているという相談が多くあります。

クレジットカード

 クレジットカードサービスの中には、一度番号を入力すれば、それ以降は入力する必要がなくなり、そのまま続けてお金を使うことができてしまうものもあります。そのため、請求額(せいきゅうがく)が高額になる場合もあります。ゲームアイテムが欲しい、ソフトをダウンロードしたいという気持ちだけで、勝手に親の財布などからクレジットカードを出して番号の入力を行うというのは、絶対にやってはいけないことです。欲しいアイテムがあるときやダウンロードしたいソフトがあるときは、親に毎回相談しましょう。そして、親の許可をもらったら親がいるところで購入、ダウンロードを行いましょう。しかし、親に断られてしまった時にはなぜ購入したらダメなのかを聞くなどしてしっかりと話し合いましょう。

クレジットカード以外では

 クレジットカード以外でも、サービス別にプリペイドカードといって「1000円まで」や「5000円まで」というように使える金額が決まっているものもあります。たとえば1000円分使えるプリペイドカードが欲しいとき、現金で先に1000円をカード購入店で払い、プリペイドカードに書いてあるシリアル番号を入力後、スマホ上で1000円まで利用できます。なお、プリペイドカードはコンビニやショッピングセンターなどで販売しており、自分でお小遣いをためて買うという方法もあります。自分でためたお小遣い分で買ったカードですから、自分の好きなように使えるという魅力(みりょく)があります。  カードはいつもの硬貨やお札とは違うので「お金を使っている」という意識が薄れてしまい、お金をつい使いすぎてしまうことがあります。しっかり親と相談し、計画を立てて使うようにしましょう。