世界の選挙権
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世界の状況
約9割の国が18歳に!
上のグラフが示しているように、世界では192か国のうち92%にあたる176か国が18歳までに選挙権を与えています。今まで20歳以上に与えられていた日本の制度は少数派であったといえます。
各国での選挙権年齢(抜粋)
- 16歳 - オーストリア
- 17歳 - インドネシア・北朝鮮
- 18歳 - アメリカ・イギリス・イタリア・イギリス・カナダ・フランス
- 19歳 - 韓国
- 20歳 - カメルーン・台湾
- 21歳 - クウェート・シンガポール・パキスタン・マレーシア
- 25歳 - アラブ首長国連邦
各国の例
アラブ首長国連邦
世界で一番与えられる年齢が25歳と最も遅いのがアラブ首長国連邦です。
アラブ首長国連邦で選挙権が与えられたのは2005年のことで、全国民には与えられていません。住民のほとんどが外国人であることや、石油によって莫大な富がもたらされることを背景として、年齢を引き下げる議論などは行われていません。特殊な事例であるといえます。
韓国
韓国では19歳以上に選挙権が与えられています。この法案は2005年に成立しました。
18歳まで引き下げる議論もあったようですが、「高校生が含まれることで混乱が生じる」として年齢が19歳に決まりました。
オーストリア
オーストリアでは2007年の法改正で選挙権年齢が18歳から16歳に引き下げられました。これは世界の国々で最も低い年齢です。
16歳に引き下げてわかったこと
- 16歳、17歳の投票率は高い
- 政治についての関心が高まった
- 投票に行く習慣がついた
まとめ
ポイント
- 世界では20歳未満に選挙権を与えている国も多い
- 18歳よりも低い年齢に与えている国もある
感想
日本に住んでいる私たちはこれまで、「20歳になったら投票に行く」ことが当たり前だと考えていました。しかし、今回の法改正をきっかけに調べると、世界の国々では様々な制度がとられていて、それぞれの国の事情によって異なることがわかりました。
また、日本で制度が変わるにあたっては、すでに年齢が引き下げられている国の状況も参考になると感じました。
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