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トップページ>忍者大百科>②道具から見る忍者の活動
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忍者を考える上で、まず思い浮かぶものの一つとして、手裏剣やまきびしなどの武器などが挙げられます。
ここでは、忍者が使っていた道具を中心として、忍者がどのように道具を利用して活動をしていたかを説明しています。

手裏剣

手裏剣は主に敵に追いかけられたときにひるませるために使用された武器です。

手裏剣は、平らな形の手裏剣(平行手裏剣)と棒手裏剣の二つに大別されます。
ここでは平行手裏剣と棒手裏剣の二つに分けて説明しています。 平行手裏剣
平行手裏剣は、薄くて平らに近い形の手裏剣です。
殺傷能力はあまり高くありませんでしたが、刃先に毒を塗ることで強力な武器ともなりました。
角が多いと敵に与えるダメージが小さくなりましたが、忍者は自分にあった形の平行手裏剣を5~8枚くらい持っていました。

棒手裏剣
棒手裏剣は、5本セットで、主に投げて使われました。
5本のうち1本は、輪がついていて、近接武器としても使用できるようになっています。
専用の袋もあり、コンパクトで便利な武器です。

まきびし

まきびしの写真

まきびしは敵の追跡から逃れるために、地面にばらまいて使われました。
忍者が活躍した時代の人々はわらじなどを履いていたため、先がとがっていることは相手の動きを止めることにとても有効でした。
鉄製のまきびしが使用される前には、天然のヒシの実も使用されていました。ヒシは沼や池などに生えている水草です。ヒシの実は食用にもなるため、もしもの時は非常食にもなりました。

苦無[くない]

苦無は手に持って使う道具です。
鉄で作られていて、手裏剣のように投げて敵を脅かしたり、穴を掘ったり、塀を壊したりするなど、多様な使い道がある使い勝手の良い道具でした。
苦無の写真

忍び刀

忍者が用いた特殊な刀を忍び刀といいます。
忍び刀は通常の刀とは異なり刃が真っ直ぐになっていて刃渡りが約55cmあり、塀や柵を乗り越える際に
足場として用いることができました。
刃の形状の他にも様々な工夫がなされていました。その一つとして下げ緒というヒモが挙げられます。
このヒモは、足場として忍び刀を使用した後に刀を回収する時に使われました。
忍び刀の写真

鉄毬[てつまり]

鉄毬は、四方八方に針がついていて、命中すれば必ず相手に刺さる強力な投てき武器です。
また、投げやすいように針の位置は工夫されています。
しかし、針がむき出しになっているので持ち運びがしにくいというデメリットがありました。
鉄毬の写真

このページの写真は、川越歴史博物館様にて撮影させていただきました。深く感謝いたします。

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