(図はフリー素材humanpictogram2.0、pictogram2.comのアイコンを用いPowerPoint2013で作成)
理想の生産システムについて
まず生産国。
パーム油生産だけに頼らず、自国の自然や動植物を活かして、
観光産業等他の産業の育成を図るんだ。
そこで得た資金を、RSPOの定めた条件や基準を満たした
持続可能なアブラヤシ農園や製油工場の開発にあてる。
そのようにしてモデルとなる生産ラインを示し、
他の農園などに良い影響を与え、良いパーム油生産の和を広げていく。
次に貿易。
輸出入間の仲介役を、業者が悪徳なことを行わないよう、
第三者機関が管理を徹底する。
そうすることで、生産者にちゃんと利益がいき、
また消費者に環境や社会問題に配慮した良質なパーム油が届くようになる。
最後に輸入国。
教育を通してパーム油とは何か、その生産の裏にある問題などを学び、
1人1人が消費者としての自覚を持つ。
買い物の際には、認証パーム油が使われた製品を選ぶようにするなど、
できることを積極的に行っていく。
今日では、パーム油は世界で最も生産されている植物油であり、
そのパーム油の生産を完全に止めることは不可能に近い。
生産国では、アブラヤシ農園の経営で生活を成り立たせている人もいるんだ。
これからは、持続可能なパーム油生産を目指しながら、
さまざまな問題と向き合っていくことが大切だね。