パリ協定は、2015年にパリで開かれたCOP21で採択され、日本は2016年11月に国会で承認されました。このパリ協定は、温室効果ガスの排出量などについてのルールや目標が定められ、歴史上初となる全ての国が参加する公平な合意です。日本の提案も多く盛り込まれています。
京都議定書は、アメリカが離脱してしまっているなど、様々な問題があり、すべての国が参加する、新しい枠組みが必要であるということになりました。そこで今回、すべての国が削減に取り組む「パリ協定」を採択したのです。
2017/06/02追記
アメリカのトランプ大統領がパリ協定を脱退する意向を表明しました。各国が遺憾とする声明を発表したりしています。しかし、実際に脱退が可能となるのは、2020年11月4日以降になると規定されています。それまで時間があるため、各国はアメリカに対して「説得」するとみられます。