ガラスの素材　Material

　一般的なガラスは、珪砂（ケイシャ）・ソーダ灰・石灰石が主な素材です。

素材の説明　Description

珪砂（ケイシャ）について

　二酸化ケイ素が結晶になってできた鉱物に、石英という鉱物があります。
　多くが六角柱の形をしています。その鉱物が砂状になったのが珪砂（ケイシャ）です。
　身近には、砂場の砂を見ると、透明で光っている、
　ガラスのかけらのようなものが珪砂（ケイシャ）です。

ソーダ灰について

　塩から作った、炭酸ナトリウム無水物を言います。お菓子作りに使われる、
　ベーキングパウダーの主成分でもあります。
　ソーダ灰は洗剤や入浴剤にも含まれています。

石灰石について　　　　　

　石灰石は炭酸カルシウムとも言います。ガラスの耐久性を強化します。
　石灰石はチョークの粉やベビーパウダーなどにいろいろなものに含まれています。
　貝がらやサンゴの主成分です。


　このように、ガラスの素材は身近なものに
　含まれているんだよ。



　
　こんなものからガラスが作られるなんてビックリ！

ガラスの作り方　How to make

　　　　　

ガラスの繊維　Fiber

　　ガラス繊維とは、ガラスを融解・牽引して繊維状にしたものです。
　　繊維状にして使われる場合、一般のアルカリガラスでは
　　表面の劣化による強度の低下が著しいため、原料として使用されるガラスには、
　　石英ガラスなどの無アルカリガラスが使われます。
　　ただしグラスウール用途では一般のガラスも使用可能です。
　　また、主な用途は、プリント基板や繊維強化プラスチック (FRP) です。
　　プラスチックにガラス繊維を混合して固めることで、
　　プラスチック単体では得られない高強度、高靭性を持つ軽量な材料を得ることが出来ます。
　　ただし、強度については経年劣化が生じ、使用開始後3〜5年程度でも破損することがあるので、
　　スポーツ用具やヘルメットなど人命に関わる用具に使用する際には注意が必要です。
　　なお、「グラスファイバー」と書いた場合、暗にガラス繊維強化プラスチックを指すことがあります。