トップページ>お金の歴史>世界のお金>ポンド
ポンド
名前の由来
古代ローマで使われていたラテン語で重量のことを「ポンド」と呼んでいたことに由来します。また、当時ははかりのことを「リブラ」と呼んでいたので、「リブラ・ポンド」とも呼ばれ、ポンドを表すマーク(£)はリブラの頭文字・Lからきています。
ポンドの歴史
イギリスは17~18世紀頃、大英帝国として繁栄していました。世界の様々な地域を支配し、「太陽の沈まない国」とも呼ばれるまででした。その強大な国力のため、世界中でポンドが使われ、基軸通貨(世界全体で見て経済的に主導的な立場にある国家の貨幣)としての役割を担っていました。その後、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(現在のイギリス)となっても、ポンドは使われ続けました。しかし、第二次世界大戦後に、経済が低迷するとともにアメリカの経済が発展したため、その立場を奪われました。
2002年、EUでユーロが導入された際、当時EUに加盟していたイギリスでしたが、国内の反対により導入は見送られて今に至ります。
複雑な単位換算法
現在では10進法が使われているため、ポンド、ペンス等を単位換算するのはたやすいことです。しかしながら、1971年2月までは12進法や20進法が用いられたうえ、単位もたくさんありとても複雑なものでした。
まとめ
イギリスが大英帝国として栄えていた頃、ポンドは基軸通貨の役割を担っていた
昔は単位換算が難しかった