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紙幣のモチーフ

一万円札

10000円札

福澤諭吉

中津藩(現在の大分県)出身の教育者、思想家です。とても優秀だったため、幕府から認められ、咸臨丸に乗ってサンフランシスコへ留学しました。その後ヨーロッパに留学し、海外についての理解を深めました。海外での学びを生かし、これからの日本を国民がどう生きるべきかなどについて様々な本を執筆しました。慶應義塾の創始者でもあります。

代表作は「学問のすゝめ」や「西洋事情」が挙げられます。

鳳凰像

世界遺産「古都京都の文化財」を構成する「平等院(宇治市)」のなかの「鳳凰堂」に飾られた鳳凰像です。平等院は1052年当時の関白であった藤原頼通が父の道長の別荘を譲り受けその跡地に作られました。

仏教の世界では釈迦が死亡してから、年代がたつにつれて徐々に正しい仏教が衰退していってしまう「末法」という時代が始まるという思想がありました。これを「末法思想」といい、そして、その「末法」という時代が始まるのが1052年とされていました。当時は仏教が厚く信仰されていたため、強い影響を持っていた思想と言えます。そのため、仏教の教えがこれからも日本を守るようにと平等院が建てられたとされています。

五千円札

5000円札

樋口一葉

東京府(東京都)生まれの明治時代の女流作家です。ロマン派に属しています。代表作は「たけくらべ」「にごりえ」などてす。名作を残したものの結核に蝕まれて24歳の若さで亡くなってしまいます。 紙幣に女性が選ばれたのは明治時代の神功皇后以降初めてで、男女共同参画社会を目指して選ばれました。

「燕子花図(かきつばたず)」

燕子花

尾形光琳(1658~1716)によって描かれました。尾形光琳は構図が斬新でかつ優れていることで知られている江戸時代の画家です。また、この絵は国宝に指定されています。

二千円札

守礼門

守礼門のある首里城(沖縄県)は14世紀末、琉球王国の時代の城です。15世紀に当時の琉球王国の王である尚巴志が住むようになってから1897年まで、琉球王国の中心地として栄えてきました。しかし第二次世界大戦の際の沖縄戦の爆撃の際に守礼門以外の首里城にあった建造物はすべて消失してしまいました。1953年に復元され、2000年に世界遺産に登録されました。

「源氏物語絵巻」

平安時代、「源氏物語」という物語が紫式部によって書かれました。この本の作られた約150年後にこの本の内容を絵画化した絵巻が「源氏物語絵巻」です。こちらも国宝に指定されています。

千円札

1000円札

野口英世

野口英世は明治~昭和時代の医者です。1歳半の時に左手にやけどを負い、手術で治してもらったことにより、医者を強く志すようになります。世界で活躍し、ノーベル医学賞候補になりました。そののち、ガーナで黄熱病の研究をしていた際に、自らも黄熱病になり亡くなります。

富士山と桜

富士五湖の一つである本栖湖近くの山から岡田紅陽氏が撮影した写真をもとに作られました。

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