Dingo

最近では人間のペットとされているのが一般的である、犬。オーストラリアには野性の犬がいます。

☆ディンゴの出所は?☆

 ディンゴは実は元々オーストラリアで生まれ育った犬ではないのです。
 最近まで、ディンゴは何万年も前にアボリジニがオーストラリアに持ちこんだと信じられていましたが、科学的研究によると、4000年ほど前に東南アジアの海上交易人か漁師によって連れてこられた可能性が高いと言われています。犬の中で最も古い種類のうちの1つでインド狼から進化したものと考えられています。

☆ディンゴってどんな動物?☆

学名;Canis familiaris

 大きさは体高約50cm、短毛で毛色は一般的に黄色っぽい色ですが、白や黒、茶色、赤褐色のものもいます。足の上に白ポイントがあり、強い爪を持ち、耳は常に立っています。なんといっても、ディンゴの特徴は、うなったりはするが吠えないことだと思います。

☆ディンゴの食事☆

 ディンゴは主に夜に獲物を探し、そのため夜間視覚・臭覚・聴覚を持ち、ウサギやネズミ、ワラビーなどを捕食します。狩りは主に単独かペアで行います。しかし、彼らは普通の犬と違って小さな家族グループで生活します。なので、ウサギのような小さな獲物が不足し、それより大きな獲物を捕まえなければならない場合は、協同で狩りを行ったりします。

☆ディンゴの出産☆

 ディンゴは秋から初冬(5月〜7月)にかけて1度だけ繁殖し、気温が温かくなる9週間後位 に産まれます。通常1度に3〜4頭の子供を産み、両親協力して育てます。
 ディンゴのこどもは約1年親のもとで育ちます。生後約2ヶ月になると試しに自分で獲物を探すようになりますが、生後約4ヶ月くらいまでは、親から受け取ります。



前に戻る