PLATYPUS
単孔類と言われてピンとこないですが、オーストラリアには忘れてならないカモノハシという動物がいます。
★カモノハシってどんな動物??★
学名;Orinihorhynchus anatinus
カモノハシはカモノハシ科で、体長は45〜50cm位、尾長10〜15cm 位です。カモのようなくちばしを持つため、その名前が付けられました。長く扁平な尾を持っています。
四肢には水掻きがあり、オスの後ろ足には毒を持ったひずめがります。 体温は25℃から36℃の間で変動する変温動物と恒温動物の中間の性質を持ちます。
彼らは、間違いなく哺乳類ですが、は虫類の特徴を多く持っており子供を卵で産みます。
彼らは夜行性で主に水中生活です。水辺の側に穴を掘って生活します。日中は濃い毛皮の毛づくろいをしたりしています。
★カモノハシの出産★
長径約2cm、短径約1.5cmの卵を通常2個産み、孵化した子は母親の腹にある乳腺から乳を飲んで育ちます。
乳首がないので、赤ん坊はお母さんのお腹の毛にしみ出てきた乳をなめます。
★カモノハシの食事★
夜になると彼たは活動し始めます。水中では目を閉じ、くちばしが触覚となって餌を探し出します。小魚やエビ、ザリガニ、ミミズ、貝、水生昆虫などを食べます。
★カモノハシの今★
カモノハシは、オーストラリア東部からタスマニア島にかけて広く分布しています。またオーストラリア政府
によって厳重に管理されているので、頭数もさほど少なくはありません。しかし、水辺の環境が
徐々に悪化の傾向にある為、生息地が減少してきているのが、悩みの一つになっています。
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