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あなたが男性なら彼女(いない人はいるとして)が妊娠したらどうしますか? 産んで自分(自分たち)で育てられるという人は少ないはずです。 産めなければ人工中絶するしかないわけです。 人工中絶はからだに負担がかかるだけでなく、 お腹に宿った命を絶つわけですから女性にとっては 心にも大きな傷を残すことになります。 そういった情報に惑わされることなく、 しっかりとした自分を持つことが大切です。 相手の身体や心も大切にできる人になってほしいと思います。 避妊について正しい知識を持ってください。 人生を楽しく有意義なものとするのはあなた自身です。 | |
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(1)生理的方法 ●基礎体温法 基礎体温を毎日測ることにより排卵の時期を知り、その期間はセックスを避ける方法です。
月経が始まってから約2週間低温期が続き、その後、高温期となります。低温期の最後の日(低温期と高温期の変わり目)を中心として、前後2日を加えた5日間が排卵期です。精子が3日間、卵子が1日間生きるとして、排卵期の前に3日、排卵期の後に1日加え、計10日間がもっとも妊娠しやすい時期です。 この方法は、基礎体温を毎日正確に測らないと使えず、月経周期が不規則な人や、低温期と高温期がはっきりしない人などには適していません。
●オギノ式 【1】方法
【2】避妊の原理
【3】用具や薬の入手先
【4】長所
【5】短所
【6】失敗の可能性
(2)器具を用いる方法 ●コンドーム コンドームとは、薄いゴム製の袋状のもので、勃起したペニスにかぶせ、精子が膣内に入るのを防ぎます。 コンドームは最も一般的に避妊具として使われ、薬局やスーパー、最近ではコンビニでも販売され、値段も手ごろで簡単に手に入れることができます。正しく使用すれば、避妊効果は高いといえますが、間違った使い方で失敗することもあります。 〜コンドームの正しい使い方〜
●ペッサリー ゴム製の避妊具を膣の中に入れ子宮口をふさぎ、精子が子宮に入るのを防ぐ方法です。 ペッサリーにはサイズがあり、産婦人科でサイズをはかり、購入しなければなりません。また、正しく使用できないと、失敗率が高くなります。 〜ペッサリーの使い方〜
●IUD(子宮内リング) IUDとは、ポリエチレンやプラスチックでできている小さな器具で、子宮内に装着し、受精卵が子宮内に着床するのを防ぎます。 IUDは、産婦人科医が子宮のサイズに合わせて選び、挿入します。挿入は、出産経験のある人ではわりあい容易ですが、出産経験のない人は子宮口が固いため、痛みがあり難しくなります。費用もだいたい2万円以上と高く、若年層には向かない避妊法です。 〜IUDの長所と短所〜 IUDは避妊効果についてはピルについで高く、1度挿入すると2〜3年は子宮に入れたままで避妊できるため、他の避妊法のようなわずらわしさがありません。しかし、いくつかの問題点もあります。 【問題点】
これらの症状の程度がひどい時は、受診すべきです。
(3)薬品を用いる方法 ●殺精子剤 精子を殺す薬を子宮口の近くに入れ、妊娠を防ぐ方法です。 錠剤、ゼリー、フィルムの3タイプがありますが、最近は「マイルーラ」のようなフィルムがポピュラーです。薬局にて1000〜2000円程度で簡単に購入できますが、どのタイプも有効時間が短く、失敗の可能性が高いため、他の避妊法との併用が必要です。 〜マイルーラについて〜
●ピル(経口避妊薬) ピルは、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)とほぼ同じものが含まれた錠剤で、1日1錠飲むことにより、からだを妊娠したときと同じ状態にして排卵を止め,妊娠を防ぐ方法です。 日本では、以前は月経異常の治療薬として使用されていましたが、1999年9月に避妊薬としての「低用量ピル」が認可され、使用できるようになりました。
〜ピルの種類〜 避妊薬として使われるホルモン量の少ない「低用量ピル」には3種類があります。 【1】一相性
【2】二相性
【3】三相性
また、21日間服用して7日間休む21錠型と、21日間服用した後ホルモンの入っていない偽薬を7日間服用する28錠型があります。どれも避妊効果に差はないため、からだとの相性でタイプを決めます。
〜ピルの飲み方〜 「低用量ピル」には3種類ありましたが、どれも1日1錠ずつ月経初日から飲み始めて21日間飲み続け、その後、7日間休薬するかプラセボ(偽薬)を飲みます。この7日間に月経様の出血(消退出血)があります。この周期を繰り返します。 一相性は、21錠どの薬も同じ成分なので、どれから飲み始めてもよいですが、二相性・三相性は飲む順番が決まっていて、間違えると排卵が起こることもあるため注意が必要です。 また、毎日決められた時間に飲みます。もし飲み忘れた場合、24時間以内に気が付いた時は、その時点で飲み忘れた錠剤を飲み、さらに決められた時間にもふつう通り飲むようにします。次の日からはいつもの時間に飲むようにします。もし、24時間以上過ぎてしまっていたら、直ちに2錠飲みます。次の日の決められた時間にも2錠飲みます。 飲み忘れが2日以上の時は、残りの錠剤を飲むのをやめて次の月経がくるのを待ち、新しいパッケージで最初から飲み始めてください。服用を中止すると妊娠の可能性が高くなるため、他の方法で避妊するようにしてください。 【ピルの避妊効果】
〜ピルの入手方法〜 ピルは薬局では買えません。医師の処方が必要なため、産婦人科で必要な検査を受け、ピルが適しているかどうか調べて問題がなければ購入することができます。 ピルは健康保険が適用されないので、1ヵ月分約1500〜3000円ぐらいです。これに病院での検査代がプラスされます。 【ピルの効用】 ピルは避妊効果以外にも、様々な治療効果やメリットがあります。
【ピルの副作用】 飲み始めの時期に起こる副作用として、吐き気、頭痛、乳房の張りなど「つわり」に似た症状があります。これはからだが慣れるとなくなりますが、2ヵ月過ぎても続くようであれば医師に相談すべきです。 ただし、「低用量ピル」の場合、このような症状が出る人は少なくなっています。 また、危険な副作用として、以前のようにホルモン量の高いピルでは血管がつまる「血栓症」が問題になりましたが、「低用量ピル」の場合、この病気にかかる心配はほとんどありません。しかし、脳血管障害や心臓疾患などがある人は場合によっては服用できないこともあります。
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●膣外射精 膣外射精とは、射精の直前にペニスを抜いて、膣外に射精する方法です。 精子は射精前に少しずつもれ出ているし、抜き出すタイミングが悪くて膣内にもれる場合もあるため、この方法はおすすめできません。
●洗浄法 洗浄法とは、射精後すぐに、シャワーやビデ(膣部洗浄装置)で膣内を洗浄し、精子を洗い流そうとする方法ですが、これは避妊効果ゼロといえます。なぜなら精子は1分ぐらいで子宮内へ入ってしまうので、やるだけむだなのです。 洗浄法以外にも、「続けてセックスすると2回目以降は妊娠しない」とか「月経不順の人は妊娠しづらい」などという間違った情報が流れていますが、どれもすべて「デマ」だと思って、正しい避妊法を選ぶようにしてください。
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人工妊娠中絶とは、胎児が母体の外では生きられない時期に、胎児を母体の外に取り出すことをいいます。つまり、人間の手で母体に授かった命を絶ってしまうことです。
●人工妊娠中絶の現状 日本では、「優生保護法」という法律により、次の条件にあてはまる場合のみ認められています。
p180下段5行目〜p181上段1行目まで 引用 実施件数は、以前に比べ減少傾向にありますが、十代の件数については増加しています。これは、性行為経験者の低年齢化や、十代の避妊に関する知識の乏しさが原因といえるのではないでしょうか?
●人工妊娠中絶の可能な時期 人工妊娠中絶ができる期間は、妊娠22週未満までです。このうち妊娠11週までを初期、妊娠12〜22週未満までを中期と呼び、違う方法で手術が行われます。
【手術の方法】
【人工妊娠中絶の後遺症】 人工妊娠中絶後には、次のような症状が続きます。
この結果、不妊症になる可能性があり、妊娠しても流産、早産を起こしやすくなります。 また、からだに後遺症を残すだけでなく、罪悪感や不安からセックスが怖くなる、男性不信に陥るなど心にも傷を残すことになります。 大切なことは、過去を振り返るより,二度と同じ過ちを繰り返さないことです。そのためにも、正しい避妊法を学び、確実に避妊すべきです。
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