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情報A、B、Cの違い ページの先頭へ |
情報教育に必要な視点 ページの先頭へ
まず、今までの情報教育という言葉には、パソコンで教えると言うイメージがありました。
しかし、これからの世界は、携帯電話やテレビ、パソコン、モバイルなどがネットワークによってつながっているある意味での社会が形成され、それへの依存の比率は高くなっていきます。そのため、スタンドアロン(ネットワークに接続されていないコンピュータ)での授業ではなく、ネットワークに接続された様々な情報機器を使う授業と言う視点が必要です。
次に、情報教育になれていない人は、ネットワークの裏側にある「他人」の存在を忘れることが多いのです。いたずらメールや、著作権の侵害、掲示板荒しなどの原因は、ネットの匿名性と共に、「ネットの裏側には、同じ傷つきやすい人間、でも、一人一人違う人間がいる」ということを教える必要があります。
最後に、技術の革新は著しいのです。80年代にBASICを覚えた先生も、今の情報についていく努力なしでは、今の情報は教えられません。そこで、情報化推進コーディネータが重要な役割を演じるようになるでしょう。そして、機器の面では、CPUならクロック数もメモリもハードディスクも高性能の品が安価に手に入るようになりました。i-modeの普及があり、アナログ回線のモデムから、5Mbps以上、1GbpsまであるDSLや光りファイバーによるブロードバンドの普及の萌芽など、様々な技術革新がありました。それに対応するには、機器のリース、もしくは機器の定期的アップグレードを考えるべきです。
提案 ページの先頭へ
提案です。情報の学力テストを提案します。まず、実技的なもの・体験的なものが必要になってきます。基本形は、ペーパー50%、実技50%でしょうが、実技のほうを提案します。実技の型として、コンピュータの前に座る。→インターネットで検索をして、(思考力が必要な形にする)問題を見つける(資料選択)(資料分析)(選択肢を4つぐらい創っておいて、どこかの選択を選ぶ(興味関心))→web形式の問題を解く(暗記が必要な項目)→送信するのようになります。もちろん、回答者は、答えへのアプローチを書く一方で、ログファイルを用いて、どのようにその答えに到達したかを解析します。
実践問題を提案します。 「○○について自分の意見を述べよただし、参考としたページはその文章の中の参考にした場所からそのページへリンクを貼ること」のようにする形式もありますが、一つひねったものにします。
「ディズニーの壁紙をあなたのホームページで使いたい。トップページだけでかまわないので壁紙を使ったページを作るように」
あくまでもディズニーは例ですが、知りたい能力としては、ホームページを作れるか、どのようなコンテンツにするか、壁紙を貼れるか、などを30%くらいの配点にします。それは、ホームページの作り方を検索することや、ソフトを使うことも可能にするからです。残りの70%は、ネチケットへの配点なわけです。つまり、勝手に引用するのは大幅な減点であって、要点は、どのようにして、著作権上の使用許可を得るのか、結果として得ることができたかです。このようなネチケットの問題は、コミュニケーションを重視する点から情報Cに最適ですが、AでもBでも使えることでしょう。
参考ホームページ、その他 |