モデリング
フラクタル


フラクタルとは

 山脈海岸線など複雑に見えるかたちも自己相似形としてとらえることでコンピュータによる生成も可能になります。こうした再帰的アルゴリズムをフラクタルといいます。フラクタル理論は数学者マンデルブロによって提案されました。

コッホ曲線

 1つの線分を折り曲げ、4つの線分の組み合わせで成り立つ形にします。4つの線分に同じ処理を適当な回数繰り返していくとコッホ曲線となります。この曲線は拡大するともとの図形と重なるという特徴をもっています。

体験プログラム(コッホ曲線)

コッホ曲線

C曲線

 コッホ曲線に類似したフラクタル図形にC曲線とよばれるものがあります。線分が直角に曲がるパターンです。

ドラゴン曲線

 C曲線の直角が現れる方向を変えるだけで、また別のフラクタル曲線が現れます。

・その他の図形

 シェルピンスキー曲線,ヒルベルト曲線,ジュリア集合,マンデルブロ集合,2進木

体験プログラム(ジュリア集合)
体験プログラム(マンデルブロ集合)
体験プログラム(2進木)


・3次元フラクタル

 2次元のフラクタルを応用し、腺を面に展開すれば立体的なフラクタルが成り立ちます。計算は複雑ですが、原理は同じです。最近では乱数を含む3次元フラクタルが海岸線の地形岩肌のCG表現に応用されています。

| トップ | 前ページ | 次の項目 |