ラムサール条約
正式名称を特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約といいます。また、「国際湿地条約」「水鳥湿地保全条約」とも呼ばれる。
水鳥の保護、湿地の保全のための国際協力の必要性が認識され、1971年 2月2日、イランのラムサール(カスピ海沿岸の町)において開催され、採決したことから、通称「ラムサール条約」と呼ばれています。
この条約は、水鳥の生息地として、国際的に重要な湿地やそこの動植物の保全することを目的とするものです。
1975年12月に条約が発効されましたが、1998年の時点で、条約を結んだ国は106ヶ国、登録湿地は903ヶ所を達しています。
日本は1980年にこの条約に加盟し、同じ年に北海道の釧路湿原を登録しました。
1993年6月に、第5回の加盟国会議が釧路で開催されました。
日本国内の登録地
- 釧路湿原(北海道) <7.863ha>
- クッチャロ湖(北海道) <1607ha>
- ウトナイ湖(北海道) <510ha>
- 霧多布きりたっぷ湿原(北海道) <2504ha>
- 厚岸あっけし湖・別寒辺牛べかんべうし湿原(北海道) <4896ha>
- 伊豆沼(宮城県) <559ha>
- 谷津干潟(千葉県) <40ha>
- 琵琶湖(滋賀県) <65602ha>
- 片野の鴨池(石川県) <10ha>
- 佐潟(新潟県) <76ha>
- 漫まん湖干潟(沖縄県) <58ha>