HTML LECTURE



  EM,STRONG,ABBR,ACRONYM
                    ALLEMSTRONGABBRACRONYM

文字の論理構造を作り上げるタグ達。
どれも、あまり見栄えには関係しない要素ですので、
個人の趣味のホームページではあまり使う事も無いかもしれません。
量が多いのでStage2-10と半々に分けて解説します。



  EM,STRONG,ABBR,ACRONYM

開始タグ  必要
終了タグ  必要
非推奨  ---
必要属性  ---
概要  EM:文字の強調
 STRONG:より強い文字の強調
 ABBR:何かの略語である事を示す
 ACRONYM:1つの発音で表現出来る略語

このタグ達にはTITLE、STYLE属性等の
ほぼ全てのタグが持つような属性以外、
特別な属性は存在しておらず、
表に上げるような事柄はそれぞれ一致しているので
1つにまとめて表記させて頂きました。
以下1つ1つのタグの詳しい解説です。



  EM

EMタグは、囲んだ文章中の一部を強調します。
使い方は単純で、強調したい部分を <EM></EM>
囲むだけ。例えば<EM>ここを強調したいのさ。</EM>
というようにソースに記述すれば、以下のように表示されます。
   ここを強調したいのさ。
タグの本来の意味としてはあくまで「強調」ですので、
たとえ表示の効果が斜体であっても、それを目的として
このタグを使う事はお奨め出来ません。
その場合にはやはり
Iタグを使用しましょう。



  STRONG

STRONGタグはEMタグよりも更に強い強調を示します。
例えば<STRONG>もっと強調したくてねえ。</STRONG>
のようなソースを用いると、以下のように表示がされます。
   もっと強調したくてねえ。
今度は太字になりました。しかしこれも、
太字で表示される事自体はタグの本来の役割ではないので、
文字を太字にしたい場合には
Bタグを使いましょう。



  ABBR

ABBRタグは「この言葉は略語ですよ〜」と言う事を
知らせるためのタグです。TITLE属性をつけて、
もともとの言葉を記しておくと良いと思います。
例えば <ABBR TITLE="Hyper Text Markup Language">HTML</ABBR> のように
ソースに書き加えると、以下のようになります。
   HTML
表示が変わったようなところは特に無いですね。
このタグは完全に水面下でのみ意味を持ちます。



  ACRONYM

ACRONYMタグもABBRタグも役割は同じ略語を示しますが、
こちらでは1つの発音で表現出来る略語を示し、ABBRタグとは
使い分けます。こちらにもTITLE属性を付け、元の言葉を記します。
<ACRONYM TITLE="corporation">corp.</ACRONYM>
例えば以上のようなACRONYMタグをソースに埋め込むと、
   corp.
という風になります。これも表示には影響は無く、
HTML文書の中でのみ意味を持つタグです。



文章中の論理的な意味を指定するタグ、
次ではその後半の解説です。


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