現在、私達の周りには、中国と日本に関する色々なニュースが飛び交っています。 その内容も様々で、靖国神社や尖閣諸島のことのように、ニュースでは大きく取り扱われませんが、一方で、中国と日本の友好・協力関係が着実に進んでいるニュースもあります。 ここでは、そのような大切にすべきニュースを紹介します。 [随時更新予定です。] ニュース一覧 〔前頁〕 〔首頁〕 2003.12.7【向井宇宙飛行士、中国宇宙飛行士と対談】 2003.12.9【日本青年代表団、中国を訪問】 2004.3.23【日中共同プロジェクト、科学モデル園林が完成】 2004.3.25【対中貿易10年ぶり黒字】 2004.3.29【中国の携帯加入数が2億8232万件に】 2004.4.1【日本の国立大学、中国との連携強化へ】 2004.4.9【日本出版社による雑誌中国でも販売開始】 2004.5.6【日中記者交換協定、40周年】 2004.5.10【中国語を学ぶ大学生・社会人、急増】 2004.5.14【東方天使女子楽団が東京で特別公演】 2004.5.24【中国旅行誌に日本特集続々】 2004.5.26【中国のテレビドラマに日本女優出演】 2004.6.10【大相撲中国公演、千秋楽を迎える】 2004.7.13【中国人団体観光が可能な地域、拡大へ】 2004.8.23【日中合作ドラマ「世紀末の晩鐘」上海で放映開始】 2004/8/23 日中合作ドラマ「世紀末の晩鐘」上海で放映開始 8月23日から上海のテレビ局で日中合作の連続ドラマ「世紀末の晩鐘」が放映開始されました。日本人俳優の是近敦之さん(26歳)も主人公の中国人女性の恋人である日本人男性役で出演しています。 是近さんは撮影で遼寧省大連と福建省アモイに一ヶ月ずつ滞在し、「中国は広い。北と南で食べ物も雰囲気も違った」とコメントしています。 【→中国地域図へ】 また、「中国人スタッフから目的意識の強さや、気持ちの切り替え方を学んだ。」「国の枠組みとは関係なく、人類共通の楽しみがあると思う。中国、アジアや世界とドラマや映画でつながりたい」と今後の抱負も語り、これからの活躍に期待がかかっています。 △このページのトップへ戻る 2004/7/13 中国人団体観光が可能な地域、拡大へ 現在中国の国民が観光できるのは28カ国・地域ですが、欧州の27カ国への団体観光も9月から解禁されることとなりました。(計55カ国・地域への団体観光が出来るようになります。) 中国では、経済が成長し、国民が豊かになる中で海外旅行ブームが高まっていて、日本への観光客も北京だけで2000人を超え、去年を大きく上回る勢いで増えています。日本で人気なのは東京-箱根-京都などを回る一週間程のコース(15万〜20万円)や、広東省では北海道の人気が高くなっています。 今回観光できる地域が拡大されたことで、世界10位以内に入るほど多人数の中国からの観光客を集めようと各国の競争が激しくなりそうです。 △このページのトップへ戻る 2004/6/10 大相撲中国公演、千秋楽を迎える 日中国交正常化の時行われた一回目から31年ぶりに大相撲の中国公演が行われました。北京で2日、上海で2日、計4日間で4万人の観客が訪れ、会場は熱気でつつまれました。初日には曽慶紅国家副主席など要人も観戦されました。また、この公演には北京出身の力士も参加し、現地の小学生との交流も深めました。 日本相撲協会の北の湖理事長は、「相撲を理解していただけたようで、会場の反応もよかった。一番の役目である親善の役割も十分果たせたと思う」とコメントしました。 また、入場料は100元(約1300円)から1280元(約1万6640円)だったそうなのですが、北京や上海に住む日本人が多かったことや、都市部に高収入の人が多いということなども多くの観客を引きよせた理由となっています。 △このページのトップへ戻る 2004/5/26 中国のテレビドラマに日本女優出演 中国の連続テレビドラマ「美顔(メイイェン)〜愛上世紀初」に日本人女優として初めて田中麗奈さんが出演することになりました。田中さんは主演した映画「はつ恋」などで中国でも人気があり、抜擢(てき)されました。 内容はラブストーリーで、現在約200局が放映の内定をしているそうですが、担当者は台湾・フィリピン・タイなどアジアの300局で放映することが目標だと話しています。日本での放映も検討しているようです。 △このページのトップへ戻る 2004/5/24 中国旅行誌に日本特集続々 中国で海外旅行が普及する中で、日本各地の様子が旅行雑誌に頻繁に登場するようになってきました。例えば、主要旅行雑誌の一つである「時尚旅遊」では最新号で京都が特集されました。昨年末に5人の調査団が祇園、鴨川、哲学の道、鈴虫寺などを訪れ、「春は桜の花びら、秋は落ち葉が道に敷き詰められる。げたで歩くと地面の感触のやわらかさで季節の交代が分かる」といった土地の人々の声と共に紹介しました。 このときの取材団長であった廖さんは「いまの中国では多くの人が目の前の利益を得るのに非常に焦っている。しかし、京都には『水・静・慢(ゆっくり)・美』の世界があることを私達は見た」と語っています。 他にも、上海文芸出版社の雑誌「旅遊天地」でも九州が紹介されました。 △このページのトップへ戻る 2004/5/14 東方天使女子楽団が東京で特別公演 中国で二胡や琵琶などの民族楽器を演奏し活躍している5人組女性ユニット「東方天使女子楽団」による特別公演が5月14日に行われました。 公演では中国の伝統的な楽曲からオリジナル曲のほかにも「さくらさくら」「荒城の月」など日本の歌も演奏されました。 5人とも小さい頃から音楽を学び、中国の音楽学院を卒業したあとは世界各地のコンサートに出演するなどの経験を持っています。 彼女達は「日本の観客はとても友好的で暖かい。暮らしもとても衛生的で快適」と言っています。また、「中国文化も日本文化も源流は同じです。だから音楽に対する心を共感しあうのはごく自然のこと。音楽を通じ日中が一つになることは、この上ない喜びです。」というコメントもしています。 △このページのトップへ戻る この記事に興味のある方は中国から伝来した文化〜音楽〜について見てみるのもよいかもしれません。 2004/5/10 中国語を学ぶ大学生・社会人、急増 中国への企業進出が増える中で、就職や昇進の際にアピール材料にしたいと考え中国語を学ぶ大学生や社会人がここ2、3年で急激に増えています。 大学生の中には普段の授業のあとの夜間講座で中国語を学ぶ人もいて、日中学院では、夜間講座を受ける学生が’02、’03年と連続で2割ずつふえているそうです。 また、級別式の中国語検定を受験する会社員・公務員も増え、昨年度は3分の1を占めるまでになりました。このような需要をふまえ、日本中国語検定では2005年の6月からは点数式の「ビジネス中国語検定」も始める予定です。 グラフ: 【新規進出企業数と中検の受験者数】 凡例 ― 中検受験者数 ■ 中国への新規進出企業数 (1993-2003年のデータ) 経済産業省・日本中国語検定協会より △このページのトップへ戻る この記事に興味のある方はプチ☆中国語講座について見てみるのもよいかもしれません。 2004/5/6 日中記者交換協定、40周年 日中国交正常化の約8年前、1964年4月に結ばれた「日中記者交換協定」によって日本と中国のメディアが特派員を派遣しあうようになってから40年が経ちました。 これを記念した文集作りに中国の情報誌「日本僑報」の編集長(日本在住)が取り組んでいます。この文集は、「ジャーナリズムから見た日中関係史」をテーマに歴代駐在記者の感想を年代順に集めて構成する予定です。 そして、なんと両国の特派員を経験した方の数は日本側が約500〜600人、中国側は約160人もいるそうです。 △このページのトップへ戻る この記事に興味のある方は日中関係史について見てみるのもよいかもしれません。 2004/4/9 日本出版社による雑誌中国でも販売開始 日本の人気ファッション雑誌「anan(アンアン)」を発行する扶桑社が1998年から発行している、女性向け雑誌「Luci(ルーシー)」の中国版「露茜(ルーシー)」の第二号が4月9日に現地で発売されました。都市部の生活水準が良くなったことでより良いファッションをしようと買い求める読者の評判もよく、順調なスタートを切りました。「露茜」の販売価格は一冊15元(約200円)で、日本と同じ月間20万部の売り上げを目標にしています。 中国には外国の企業による図書販売の規制があり、日本の出版物を直接現地では発行できないのですが、中国の出版社に雑誌の記事や写真の使用権(版権)を譲渡するという形でこの雑誌の発行は実現しました。近い将来その規制が緩和されるかもしれないということで、料理や育児などその他の分野でも中国に進出しようとする出版社も増えてきています。 △このページのトップへ戻る この記事に興味のある方は中国まちかど紹介について見てみるのもよいかもしれません。 2004/4/1 日本の国立大学、中国との連携強化へ 4月1日に日本の国立大学が法人化されてから、各国立大学では国際的な競争力や、個性を持った学校づくりをすすめようと様々な改革が行われ、中でも中国はとても注目されています。 東京工業大学は多くの中国政府要人の出身校である、理工系の清華大学と提携し、今年(2004年)の九月からは両大学の修士号を同時に取得できるという制度を始めることになりました。 京都大学は「上海センター」を中国に設置し、中国経済の研究を進めています。そしてここで得た中国の産業政策などの情報を日本企業に提供していく方針です。また、広島大学は中国の学生の受け入れを積極的に行うほか、中国現地での日本語教育や専門分野の特別授業も行う予定です。 △このページのトップへ戻る この記事に興味のある方は中国の経済、また、大学ではありませんが中国の学校について見てみるのもよいかもしれません。 2004/3/29 中国の携帯加入数が2億8232万件に 中国情報産業部によると、2004年2月末までで中国の携帯電話の加入件数が2億8232万件になりました。そして毎年この件数は伸びているそうで、日本の企業も、中国の携帯電話市場に参入してきています。 最近の中国では、とくに都市部では携帯電話を使っている人をよく見かけます。これには、ファッションとしての流行だけでなく、中国では電話回線が届いていない所もあったので携帯電話を開発する方が電話回線をくまなく整備するより効率が良かったという理由もあるといえます。中国の携帯電話にはメール機能(ショートメッセージ)もついていて、入力はローマ字が多いようですが、それ以外にも漢字の画数入力、冠入力、偏入力などがあるようです。また、昨年の春節期間中の七日間で、中国では56億通ものメールが行き交いました。 △このページのトップへ戻る この記事に興味のある方は日中文化事情について見てみるのもよいかもしれません。 2004/3/25 対中貿易10年ぶり黒字 2004年2月の日本の対中貿易が10年ぶりに黒字となりました。また、1994年には対中輸出の総額が1973億円だったのに対し、2004年には5902億円にもなりました。これには、日本の企業の精密部品(半導体など)の輸入が増えたことや、中国人々の全体的な所得が増えたことが反映して薄型テレビなどの消費財(※注)の輸出も増えたことが主な要因となっています。 ※消費財:実際に商品を使う人(消費者)が個人や家庭で使用するために買うものすべてがこれにあたります。 △このページのトップへ戻る この記事に興味のある方は中国の経済について見てみるのもよいかもしれません。 2004/3/23 日中共同プロジェクト、科学モデル園林が完成 中国の政治家だったケ小平氏の生誕100周年を記念して、中国四川省の中日技術提携モデル園林建設事務所、林業庁、科学技術庁と公安市政府が共同で行っていた「中日友好科学モデル園林」建設プロジェクトが完成し、2004年3月23日に記念式典が開催されました。 式典では中国四川省公安市の劉鳳成・副市長(右)と在中華人民共和国日本大使館の渥美千尋大使(左)が握手し、共にプロジェクトの完成を祝いました。≪画像≫ △このページのトップへ戻る この記事に興味のある方は日中交流について見てみるのもよいかもしれません。 2003/12/8 日本青年代表団、中国を訪問 全国人民代表大会(全人代)常務委員会の呉邦国委員長は、2003年12月8日に北京の人民大会堂で中国を訪問した1日本青年代表団と会見し、日中友好について意見交換をしました。この代表団の訪問は1998年に日中両国によって調印が行われた「青少年交流を促進させる共同計画に基づいて毎年行われるもので、今回で5回目を迎えます。 呉委員長は、代表団の訪問に感謝を示すとともに、日中友好の根底にはまず両国の青年同士の友好が不可欠であり、両国の青年は歴史を鑑にして、新たな友好関係の発展に貢献すべきと、このような交流を強く支持しました。また、林議員は青年間の交流は日中関係を構成する重要な部分であるとし、昔の世代の事業を受け継ぎ両国の友好関係が発展することに努力は惜しまないと発表しました。 △このページのトップへ戻る この記事に興味のある方は日中交流について見てみるのもよいかもしれません。 2003/12/7 向井宇宙飛行士、中国宇宙飛行士と対談 日本の向井千秋宇宙飛行士は日本と中国が発展するための意見交換をする「新日中友好21世紀委員会」の一員として、会議に参加するため中国を訪れました。その一環として、2003年12月7日には中国のスペースシャトル「神船5号」で中国人で初めて有人宇宙飛行を行った楊利偉宇宙飛行士と、北京市内で対談をしました。中国と日本の宇宙飛行士の対談が行われたのは、これが初めてです。 △このページのトップへ戻る この記事に興味のある方は中国と日本の科学交流について見てみるのもよいかもしれません。
現在、私達の周りには、中国と日本に関する色々なニュースが飛び交っています。 その内容も様々で、靖国神社や尖閣諸島のことのように、ニュースでは大きく取り扱われませんが、一方で、中国と日本の友好・協力関係が着実に進んでいるニュースもあります。 ここでは、そのような大切にすべきニュースを紹介します。 [随時更新予定です。]