これを皮膚欠損部に覆うのです。すでに小さな生検サンプルから角化細胞を増殖させ表皮シートを作成する技術が確立され、実際に臨床応用されています。
1つのやり方として表皮の培養シートです。
基底層の中の幹細胞である角化細胞をコラーゲンをコートした培養皿に捲きカルシウム濃度が低い培養液の中で増幅します。
さらにカルシウム濃度を上げて分化条件にし、重層化させて培養表皮シートを作成します。
皮膚を大量に失った場合にはそれを補わなければなりません。そのため、組織医工学の技術を生かして人工皮膚の研究が行われてきました。
再生医療で大きな期待を抱かれている細胞があります。それが『幹細胞』です。
幹細胞とは、次々と細胞を生み出す、細胞の親玉のような存在です。
皮膚には皮膚になる細胞があり、血液には血液になる細胞があります。
例えば、火傷の場合、表皮の再生は実用化されています。