よし! リサに頼まれてたDVDのコピーが終わったぞ。 うまく出来てるかな。見てみよう。 |
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カチャ.........ジー・・・・・・
お、はじまったはじまった | ||||
どるぁ!! | ||||
うわっびびった | ||||
な・・なに・・・その微妙なリアクションは ここはもっと驚いておくところでしょ |
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げ、もしかして話しかけられてるのか? | ||||
気付くの遅いよ!!! キミキミ、さっき友達に頼まれてDVDをコピーしたとか言ってなかったっけ? |
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あ・・ああ、明日その友達にあげる約束をしてたんだ。 | ||||
困るんだよネェ、キミみたいなのがいるから仕事が増えるんじゃないか。 著作権ってのがあるんだからさ。ちゃんと守ってもらわないと。 |
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著作権? | ||||
著作権ってのは著作権法っていう法律で決められてる権利。 簡単にいったら人の作ったものを好き勝手するなっていう法律ね。 |
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権利?法律? もしかしてオレ今、犯罪を犯したってこと? |
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そうさ、キミ勘がするどいね。 いやぁ、不自然なほどするどい。 |
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でも、オレが一体なにをしたっていうんだよ。 べつになんにも悪いことしてないって。 |
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DVDをコピーしたって言ってたね。 それが違反!著作権法違反ってことだよ。 |
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え!そんなこと法律で禁止されてるのかよ!! | ||||
そうさ。 他人の著作物を無断で複製・譲渡・配布・公開・改変・・・ みんな著作権法で禁止されてる。 著作権によって保護されているんだ。 |
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急に難しくなったな。 えと・・・著作物って? |
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だれかに作られた全ての物のことさ。 絵・映像・音楽・文章・コンピュータプログラム・・・ なんにだって著作権がある。 もちろんキミが書いたラクガキにもね。 |
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え、オレが書いた絵にも著作権ってのがあるのか! 絵じゃなくてオレの書いた日記とかにも? |
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そのとおり! それを誰かが勝手にコピーしたり書き換えたら著作権法違反になる。 ところで、キミ日記書いてるんだ。 ものすごく意外だね。見せてよ。 |
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なんでだよ!! やだよ!!!!! |
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まあ、つまり。 今回キミはDVDをコピーつまり複製したんだ。 さらにそれを友達に配布しようとしてる。 それが違反なんだ。わかったね。 |
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あ、、ああ。 でもなんでそんな法律があるんだよ。 このDVDはオレが買ったもんだし、友達も喜んでくれるんだから 誰も困らないだろ? |
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だれも困らないだって? よく考えてみてよ。本当に誰も困らないか。 そのDVDを売っている人は困らないっていうのかい? |
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え?あー、たしかにタダでDVDが見れちまうんだから 売っているDVDを買わない人がひとり増えるかもな。 でもたったひとりだろ?そのぐらい・・ |
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なんだよ、そのありがちな言い訳は。 もっとたくさんの人にコピーしたDVDが与えられたら 販売してる人には、ものすごい損になるだろう? |
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今なんか痛い言葉があったけど、たしかにそうかもなぁ。 | ||||
それに著作者の気持ちの問題もある。 キミだって自分が描いた絵が、自分の知らないところで 勝手にイタズラされてりするのはイヤだろ? |
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うん、イヤ・・かな。 | ||||
そういうことだよ。 そういったことから著作者を守るための権利。 それが著作権さ。 |
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大切なものなんだな、著作権って。 ・・・わかった。 とりあえず友達にはDVDのこと断っておくよ。 |
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わかってくれてうれしいよ。 そうそう、自己紹介がまだだったね。 ボクの名前はマルク。 素晴しい力で著作権の知識を皆に広める者さ。 |
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オレはハイン。 イロイロ教えてくれてありがとう。マルク。 それじゃあ、またな。 |
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なに言ってるんだい、ハイン。 ボクの著作権講座はこれからだよ。 |
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へ? | ||||
著作権はもっと奥が深いんだ。 第一この話だけで終わらせたらサイトに深みがないだろう? |
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サ・・サイト・・・? | ||||
どうせキミはうまくやっかい払い出来た気でいるんだろうけど そうはいかないよ。 |
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ギクッ | ||||
さあ、元気に第2話いってみよう! | ||||
ところでマルク お前のキャラクターがよくわからないんだけど せめて話し口調だけでも統一してくれないか? |
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キミとキャラが被らないようにしようと頑張ってるんだろ。 ちょっとはキミもサイトのこと考えてくれよ。 |
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だからサイトってなに・・・。 | ||||