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 第二話  著作権の権利



くそっ、なんでこんなことに・・・

まだグチってるのかい?
せっかくボクが著作権の素晴しさを
キミに教えてあげようと思っているのに。

(いつまで続くんだよ・・・)

じゃあまずは復習から。

著作権は知的財産権に含まれている権利のひとつなんだ。

・・・は?

いま復習してるんだよな?
そんなこと聞いたことないって。

またまた、忘れてるだけだろ?
仕方ないなぁこの図を見てゴラン。

(絶対、そんな話聞いてない)

                               ビッ


うわっ!?
なんか出た!?

なんだい?ボクの驚愕の能力に感動したかい?

まあ、とにかくこれを見てよ。
このように知的財産権にはイロイロな権利が含まれている
著作権はこの中のひとつなんだ。

思い出したかい?

へぇ、はじめて聞いた。


知的財産権の中のひとつである著作権だけど。
じつは著作権をさらに2つの権利に分けることが出来る。

著作者人格権 と 財産権 だ。
今回はこれについて勉強しよう。

著作者人格権と財産権だっけ?

その2つはどう違うんだ?

著作者人格権は人格的な利益を保護する権利

つまり、著作者の気持ちを守るための権利さ。

著作者の気持ち・・・?

著作者人格権では著作者は

著作物を公表するかどうか、さらにどうやって公表するのか(公表権)

公表するときに自分の名前を表示するのか(氏名表示権)


を決めることができる
とされているんだ。

つまり著作者が自分で好きなように発表できると。
たしかに自分で作ったものなんだから自分の思い通りにしたいよな。

そして

著作物の内容や題を人に勝手に改変されない権利(同一性保持権)


っていうのも著作者人格権に含まれているんだ。


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勝手に作品を変えられたらイヤだもんなぁ。

じゃあさ、財産権・・・ってのは?

財産権は財産的な利益を保護する権利

つまりその作品で生まれる利益を守っている権利さ。

第一話で話した
「コピーDVDを無料で配られたら売ってる人が損をする」
ってやつだね。

この財産権には

自由に自分の著作物を複製できる権利(複製権)や
著作物を様々な方法で公表できる権利、
著作物を譲ったり貸したりできる権利


が含まれているんだ。

著作者にその権利があるんだから
ほかの人にはその権利はないんだな。

だから勝手にコピーしたりするのがいけないのか。

ほかにも財産権には

自分の著作物を自由に翻訳・編曲・変形などをする権利

自分が原作の二次的著作物について
「自分も二次的著作物を作った人と同じ権利を持てる」


って権利もあるんだ。

最後の二次的著作物ってなんだ?

二次的著作物っていうのはある著作物に加工などをして
新しく生まれた作品のこと。

他人が作った場合もこう言うんだ。

え?著作物は勝手に加工したらダメなんじゃないのか?

もちろん勝手に加工したらダメさ。
でも、ちゃんと著作者に許可をとってからだったら
その著作者が許す範囲で自由に利用しても構わないんだよ。

へー・・・・


ふふふ・・・

な・・なんだよ

どうやらハインも著作権に興味が出てきたみたいだね。

な・・!そんなんじゃないって!

まあまあ、どんどんキミを著作権の魅力に引き込んであげるよ。

だれかコイツを止めてくれ

まあ、興味をもってくれるのはありがたいんだけど
ボケが少ないのもどうかと思うんだ。

は?

がんばってボケまくって楽しい講座にしてくれよ!

ボケ役はオマエだろ!!!?


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おまけ

マルクの体って便利だなー
映像がビュッって出てきたりして

まあね、意味もないのにファンタジー漫画みたいな
服装をしている君とは天と地の差だよ。

(言い返せない・・・)


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まとめ