3)私たちの見かけの動きを表す天球
本来地球の自転のの影響で止まっている星が動いて見える現象(->(2))をわかりやすく理解するために、天体ではよく"天球"を使って表します。
なぜ、天球が多く用いられるかと言うと
本来の仕組みとは逆である私たちの視覚通り、私たちの立っている地球が止まっていて、星が動いていると表現するために"天球"を用いるのです。
つまり、"天球"とは観測者である私たちの見たままに、星の動きを表すことのできる手段なのです。
一回天球の決まりを覚えてしまうと楽なので、下記の図をみて慣れてしまいましょう。
次の(4)からはこの"天球"を用いて
止まっているのは地球(に立っている観測者)、動いているのは星という仮定でお話していきます。ただし、天球はあくまで見かけの動きであり、実際の動きとは異なる事を忘れないでください。
|