TOP > Social > 社会的需要 > 需要の変化 - 若者のコミュニケーションツール

若者のコミュニケーションツール


 少し携帯電話から話がそれますが、NTTdocomoがポケットベルは90年代前半に一大ブームを巻き起こし加入者数を増加させてゆきました。(詳しくはセルラーの項で触れているのでそちらをご覧ください。)携帯電話がデジタルに移行している間にこのようなブームがあったわけですね。ポケットベルやその他類似のサービスのメインターゲットは企業でしたが、ここで一気に(主に女子)高校生へと移ります。しかし盛者必衰。90年代後半にはブームも陰りを見せ、また携帯電話の販売体系がレンタル式から買い上げ式に移行し、先のデジタル移行で利用料金が安くなったのをきっかけに利用者は携帯電話(とPHS)に乗り換えてきました。またこの二者のEメールサービスやSMSの開始でポケットベルは完全に立場を失い表舞台から姿を消しました。
 そうなると、90年代後半以降携帯電話はポケットベルが抱えていた若い世代からの需要を一手に担うことになりますね。ここが第三のポイントです。とうとう携帯電話が若者向けになりました。

←小型化する携帯電話
急速な進化→