☆構造
一つの巨大な静止衛星を考える。
そして、そこから地球にむけて丈夫で長いケーブルを繰り出す。
それだけだと、重心が狂ってしまうので、釣り合いが取れるように地球とは反対側の宇宙に向けても、同様にケーブルを繰り出す。
重心より下にあるものは、地球の引力が強く働いて下に引っ張られる。
また、反対側のケーブルを上下に伸ばしていくと、先端が地球に届く。
よって、ケーブルは結果的にピンと張って真っ直ぐになる。
ケーブル本体を含めた構造が静止衛星であると考えることが出来るから、宇宙エレベータとは極端に細長くてその一方の先端が地表にまで届いてしまうような「極細静止衛星」なのである。