知る 4 ※赤い文字をクリックすると、その言葉を説明するページに移動します。
「あ、そうだ」
クレープを食べ終わったレイが、プラスチックの板のようなものをかばんから出した。
「何、それ?」
「点字器。点字を打つ道具だよ。
これはメモ用で、ちょっとした時に便利がいいの。ちょっと待ってね……」
そう言ってレイは、点字を打ち始めた。
しばらくして………
「はい」
レイは点字が打ってある紙を渡してきた。
「?」
「今日はありがとう!家に帰ってがんばって解読してみて」
そう言ってレイは立ち上がった。
「分かった……あ、また駅まで送るよ!」
「ほんと?ありがとう」
そうしてまた駅まで送り、俺は帰宅した。