私達が普段何気なく口にする食べ物や飲み物。その多くに風味の調整や見た目の向上の為に含まれているのが食品添加物です。
食品添加物と聞くと一概に体に悪いものというイメージが強いですが、実際、何が体に良くないのか、体にどのような影響を及ぼすのかは多く知られていません。
当サイトではそもそも食品添加物とは何なのか、どのような利点、欠点が存在するのかを挙げることで食品添加物に対する認識を改める第一歩になればと考えています。
また、食品添加物の歴史や添加物に関する法律、添加物に頼り切った社会の現状などについても触れ、普段我々がいかに食品添加物と密接に関わっているかを改めて見つめ直します。その上で食品添加物は本当に害しかないものなのか、食品添加物をどのように扱えば人体への影響を少なくできるのかを考えます。
今や多くの食品や飲料に含まれている食品添加物。食品添加物と完全に切り離された生活をするのは非常に困難です。そんな現代でどのようにして食品添加物と付き合っていくかを考えていきます。
食品添加物というと「食品添加物を含む食品を大量に食べると体に悪い」という危険なイメージを持つ方が多いと思います。
では実際、安全面への配慮はどの程度されているのでしょうか。 食品添加物の安全性を確かめるために、ネズミなどの小動物に対して一度に大量の添加物を投入する、長期間にわたって添加物を投入するなどの様々な実験が行われています。市販されている食品に使われている添加物の量は無毒性量(動物に対して無害である限界量)の100分の1にすぎません。
ADIは食品衛生法第11条の規定に基づいて設けられています。添加物の使用基準は以下の要素を必要に応じて組み合わせて定められています。
さらに食品添加物と一口に言ってもその種類は様々です。 食品衛生法では食品添加物は「食品の製造過程で、または食品の加工や保存の目的で食品に添加、混和などの方法によって使用するもの」と定義されています。 現在の日本では、化学的に作られた合成添加物と動植物からとれる自然的な天然添加物は区別なく「食品添加物」というくくりになっています。 厚生労働省が認めたもののみが食品添加物として使うことが出来ます。
また、WHO(世界保健機構)とFAO(国連食糧農業機関)が添加物は本当に人体にとって安全なものなのかを審議しています。 WHOとFAOが合同で設ける組織JECFA(合同食品添加物専門家会議)では毎年1回以上行われる会議で各国の専門家が集まって、添加物の安全性について話し合っています。このように、食品添加物は世界的に安全についての対策がなされているのです。