Graynet-Chat





チャット


チャットツールの普及率が上がり、
「友達との会話」といえば「電話」ではなく「チャット」となってきました。

右の画面のように会話が繰り広げられますが、
その中で一際目を引くのが「スタンプ・絵文字」です。
言葉にしにくい感情をイラストで表すことができ、かつ画面を華やかにしてくれます。

私達はこれに何度も助けられたのではないでしょうか。

うん。助けられた。


(Graynetチームが撮影)

チャットは勘違いの工場


チャットが便利なのはご存知の通り。しかし、我々を困らせることがあります。

なんでだろ......

「文字だけの会話」だからです。顔が見えないのです。

普段面と向かって「バカ」と言われても、
相手の表情によって、ただの冗談になったりすることがしばしばありますよね。

バカ、ふざけんなよ、というメッセージが届いている。

では問題です。
送られてきた「バカ」や「ふざけんなよ」には
どんな感情が込められているのでしょうか?

親しみ?

怒ってんじゃない?

......無。











......正解は受け取る側にはわかりません。
受け取る側には、わからない。が正解なんです!
本当の気持ちは、送信した本人にしかわからないのです!

送られた文字をすぐにそのまま受け入れることはせず、
少し立ち止まって意味を考えてみたり、
スタンプや絵文字を活用したりするなど様々な工夫をし、トラブルを防ぐこと。それが、
「チャットを使う我々がすべき事」の1つなのではないでしょうか。

メラビアンの法則


アメリカの心理学者であるアルバート・メラビアンがある実験を行い、提唱したものです。
聞き手が「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の3つの情報について、
矛盾した情報(例:「笑った顔」で「悲しい事」を「普通の声」で話される)を与えられたときに、どの情報を優先して受け止めるのかを検証しました。


実験結果から、人間は、右図のような割合で情報を認識することがわかったそうです。
この事から、

人は話すとき、見た目が重要だ。

言語が7%、聴覚が38%、視覚が55%となっている。

とよく言われますが......

実はこれ、実験結果を人々が誤解し、過大解釈した結果導かれた言葉なのです。

実験は、話し手が好意や反感のような「感情・態度」を「聞き手の捉え方が多くなるように」話す状況で行われました。

つまり、この実験からは、
話し手が「感情・態度」を聞き手の捉え方が多くなるように話した時、
聞き手は、声や身振りを重視する。

ということしか分からないのです。

感情や態度についてを話していない時、上図のような割合は成り立たないのです。

ただ、ある内容をそれと矛盾した表情や声で話されると、聞き手は困るでしょう。
話すときは少し気を付けましょう。

気をつけます。

まとめ


  • チャットツールの普及率が上がり、「友達との会話」といえば「電話」ではなく「チャット」となってきた!
  • 送られた文字に込められている感情は、送った本人しか分からない。
    送られた文字をすぐにそのまま受け入れず、少し立ち止まって意味を考えてみる!
  • 話すとき、見た目が重要。というわけではない!

次は「現代の世界」の「写真・動画」を学ぶのがオススメ!