むずむず脚症候群
むずむず脚症候群とは、じっとしている時に、脚がむずむずしたり、ピリピリしたり、かゆみや痛みなどを感じたりし、強い不快感が現れる病気です。症状は主に脚に見られますが、人によっては腰や背中、腕など全身に現れる場合もあります。この症状は、主に夕方から夜にかけて現れ、強い不快感から睡眠障害の原因にもなり、不眠症患者のおおよそ10人に1人がむずむず脚症候群も発症してることが分かっっています。
むずむず脚症候群の詳しい原因は解明されていませんが、鉄不足によってドーパミンの合成が正常に行われないことで症状が引き起こされるのではないかと推測されています。むずむず脚症候群は、発症の起因が不明のものと、他の病気や薬の服用などが起因となったと考えられるものとに分けることができます。後者の具体例としては、慢性腎不全(特に透析中)や鉄欠乏性貧血、糖尿病、妊娠などが挙げられます。
先述した通り、むずむず脚症候群は詳しい原因が解っていませんが、生活習慣の改善や薬の服用などで、症状が治まる場合もあります。具体的には、前者の場合、アルコールやカフェインを避けたり、喫煙を控えることです、また、鉄分を十分に補給したり、ストレッチをすることも、症状の改善が期待できます。後者の場合は、ドーパミンの働きを補う薬やてんかんの薬を服用することで、症状の改善が期待できます。
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