その他の病気

胃食道逆流

胃食道逆流症(以下、GERD)は、主に胃の中にある胃液や胃酸などが食道まで逆流することにより、胸やけや呑酸などの不快な自覚症状を発症したり、食道の粘膜がただれて食道炎を引き起こしたりする病気です。GERDを発症すると、睡眠障害の原因にもなるため、注意が必要です。GERDは症状によって分類することができます。自覚症状はあるものの、食道炎を発症していないものを「非びらん性胃食道逆流症(NERD)」と言い、食道炎を発症しているGERDを「びらん性胃食道逆流症」と言います。びらん性胃食道逆流症は、自覚症状の有無によってさらに2種類に分けられます。

GERDの原因

びらん性胃食道逆流症の場合

食道の胃酸に対する防御機能は弱く、長時間胃酸が滞留すると食道粘膜がただれ、食道炎を引き起こしてしまいます。これを防ぐため、食道と胃の間は横隔膜によって支えられており、また、下部食道括約筋という筋肉によって閉じられています。 健康な人でも、胃酸の逆流は起こりますが、その時間は1日の4%以下で、胃酸の逆流が問題になることはありません。しかし、年齢とともにその下部食道括約筋が緩んでしまうことや、胃が横隔膜の上部へはみ出てしまう「食道裂孔ヘルニア」になってしまうこと、食道のぜん動運動に問題があり逆流した胃酸の滞留時間が長くなってしまうことなどの理由から、びらん性胃食道逆流症になってしまうことがあります。


この場合の発症リスクは、油分の多い食事を頻繁に食べる人や、飲酒の機会が多い人、過食ストレスの多い生活をしている人などの、胃酸の分泌が多くなりやすい人が高くなります。また、妊娠や肥満、高齢による前傾姿勢などの理由から腹圧が高まり、「食道裂孔ヘルニア」の発症率が高まることで、連鎖的にびらん性胃食道逆流症の発症リスクも高まってしまう場合もあります。

非びらん性胃食道逆流症(NERD)の場合

症状が自覚症状のみで、食道炎を伴わないGERDであるNERDの主な原因は、患者に食道の感覚過敏があり、通常問題のない量の胃酸の逆流でも不快感を感じることや、胃酸より酸度の低い胃液の逆流でも反応してしまうことなどです。他にも、ストレスなどによって不快感を感じる場合もあります。

周期性四肢運動障害

周期性四肢運動障害は、睡眠中に繰り返し脚を蹴るような動作をする病気です。主に中高生の発症が多くなっています。症状は主にノンレム睡眠時に多く見られます。本人は不眠の自覚のみで、パートナーなどが突然蹴られたり、不審な足の動きに気づいて発覚することが多くなっています。起きている間にも何か症状がある場合は、それのみで診断をすることができます。治療方法としては、薬物による治療で9割以上が改善されると言われており、的確な治療をすれば治る病気です。因果は不明ですが、喫煙鉄の欠乏などの増悪要因がむずむず脚症候群と類似しています。
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