Q
このような活動を始めたきっかけはなんですか?
A
柏市国際交流協会(KIRA)は、国際交流活動を行うことにより、柏市及び柏市民と世界の人々との相互理解と友好親善を深め、もって地域社会及び市民生活の国際化と多文化共生の推進に寄与することを目的に、1992年6月20日に設立されました。
Q
どのような活動をされていますか?
A
本協会の行っている事業は主にこの10個です。
- 日本語教室
10:00 - 11:50(火・水・木)
13:00 - 14:50(土)
19:00 - 20:50(水・金)※柏教室
ひらがな・初級・中級などのレベル別に分けたクラスがあり、個人のレベルに合わせてクラス選択ができます。
日本で生活するための日常会話を学ぶことを目的としており、日本語検定試験や小学校・中学校・高校入学で必要となる日本語の指導は行っていません。
左グラフのように日本語教室への延べ受講者数は年々増加しています。
しかし、受講者のほとんどは大人で、子どもが参加していることはあまりありません。
学校に通っている子どもたちにとっては、教室の開校している時間帯的に通うことが難しいのではないかと思います。
また、現在は行っていませんが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、オンライン日本語教室の開催も視野に担当者が検討を行っている状況です。
- 生活に関するセミナー
主に本協会では防犯・防災・ビザ関係などのセミナーを行っています。
また、千葉県や松戸市が行っている進路ガイダンス(高校・大学入試の仕組みの説明や願書の書き方など)を本協会が紹介することもあります。
- 無料法律・行政手続き相談
柏市には、人口の約2%にあたる9000人強の外国籍の方が住んでいらっしゃいます。
日本人だと当たり前に思えるようなことでもわからない事が多いです。
教育関係の相談は、柏市役所の市民課で一応説明されるのでここではされたことがないです。
Case1.
海外での出生証明書や婚姻証明書などの和訳
ex.住民票は日本語で書かれたものしか受理されないが、自分では日本語を書くことができないので翻訳してほしい。
Case2.
病院に関する相談
ex.手術をすることになったが、医者から外国人患者へ手術に関する説明がわからないので通訳してほしい。
乳幼児健診の際の通訳をしてほしい。
この種類の相談が最も多い。
Case3.
裁判所からの書類の翻訳
ex.裁判所から出廷命令が来たが何が書いてあるのかわからないので翻訳してほしい。
- 通訳・翻訳
- 外国人児童への夏休み宿題支援
- 情報誌の発行
ひらがなかわら版、英語・中国語・韓国語・スペイン語の4言語でのお知らせを毎月発行しています。
また、ひらがなかわら版を教育委員会経由で外国人児童で提供したり、ホームページでも多言語でお知らせを掲載しています。
- 文化を広めるイベント(日本文化紹介・世界の料理など)
- 外国語講座(英語・スペイン語・中国語・韓国語)
- 国際理解講座・多文化共生セミナーなど
- 交流イベント(かしわde国際交流フェスタ・BBQパーティ・ハロウィンパーティ・NewYear’s パーティなど)
Q
学校に行けていない子ども(不就学児)についてどう思いますか?
A
不就学児の人数はある程度柏市教育委員会が把握しています。
しかし、その原因までは明らかになっていません。
金銭的な問題や宗教上の理由、日本国籍でない場合は教育を受けさせる義務がないことが
理由の一因の可能性があります。また、インターナショナルスクールに行っているケースもあるかもしれません。
同じ不就学の状態でも支援が必要な方と必要と思っていない方がいて、不就学だからと言って一概にこちらから声をかけることはできません。
本当に支援が必要なのかどうかはその方自身が相談に来たり、行動を起こしたりしないと把握できません。
「私は必要じゃない」と思っている方に、支援を押し付けたりいろいろ聞いたりするのもプライバシーの侵害になってしまいます。
また、引っ越しの手続きをとらずに、国内引っ越しや帰国してしまう方も多いと思われます。
例えば、政府による10万円一律給付の時にも、半数以上が登録してある住所に送っても受け取られず、返還されてしまいました。いまだに全貌を把握するのは難しいのです。
Back
Next