インタビュー
名古屋国際センター様
愛知県名古屋市中村区 名古屋国際センタービル3F
Q
日本語学習支援を始めたきっかけはなんですか?

A
愛知県は日本語指導が必要な児童生徒数が多い自治体です(全国の広域自治体で一番多いです)。 名古屋市も例外でなく、多くの児童生徒が日本語学習支援を必要としているからです。



Q
外国人児童生徒に関するどのような取り組みを行っていますか?

A
名古屋国際センターでは、主に下記の事業を行っています。




Q
子供の教育に関して保護者などから相談を受けることはありますか?
その場合、どのような相談を受けることが多いですか?

A
海外児童生徒教育相談では下記3つの方からの相談を受けています。
たとえば
高校進学について

愛知県は日本語指導が必要な外国人児童生徒が全国で最も多いのですが(約9000人)、 来日まもなく受験を迎える生徒も多く、そうした生徒にとって、高校入試はとても高い壁となっています。




Q
もし同じクラスに外国にルーツを持つ子どもがいたとしたら、 私たちは何をすればいいと思いますか?

A
外国にルーツを持つ子どもは大きく分けて3つの壁にぶつかります。 1つ目は「教育制度の壁」、2つ目は「言語の壁」、そして3つ目はそれによる「心の壁」です。 そうした壁があることを理解したうえで接することが大切である。 例えば、話しかけてあげることで、その子は安心感を持ち、「自分は一人じゃない」と思えます。 言葉が分からなくてもジェスチャーや表情なんでもいいから存在を認めてあげることが大切です。 そのときに、たとえばボールペンを指さして「これは日本語ではボールペンっていうんだよ」と教えてあげたとしても、教えられた子は楽しいのでしょうか? 確かに教えてくれてうれしいという気持ちもあるでしょうが、そんな風に一方的に教えるというよりも「学びあい」の姿勢でコミュニケーションをとってみてほしいです。 その国の料理を一緒に食べてみたりして「へえ、こんな文化があるんだね」とお互いの文化を認め合うなんてどうでしょうか。日本語を学ぶだけなら日本語学級に通えばいいのかもしれませんが、それだけではなく その子が同じクラスにいることを活かせるような「学校ならでは」の交流をしてほしいです。



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