インタビュー
たんぽぽの会様
神奈川県横浜市南区
Q
このような活動を始めたきっかけはなんですか?

A
グループ結成のきっかけは、「外国にルーツを持つ子どもたちの現状、日本語支援の在り方とノウハウ等」をテーマとした講座(全4回)が、毎年、横浜市国際交流協会(YOKE)の主催で各地で開催されています。 4年前にその講座を受講したメンバーが(6人)中心となって、現在のたんぽぽの会を結成しました。 メンバーは、それぞれ国際交流に関心のある方、海外での仕事の経験者、日本語支援に関心のある方、他にボランティア活動をしている方等です。



Q
どんな活動をされているんですか?

A
日本語を母語としない子どものための日本語・学習教室を行っています。

SUN
11:00 - 12:00
11:00 - 12:00 (日)



Q
子供の教育に関して保護者などから相談を受けることはありますか?
その場合、どのような相談を受けることが多いですか?

A
相談については、生徒は小学生ですので特にありませんが、親からは、日本語がほとんど出来ないので、子供が継続して参加出来るか心配といった内容の相談があります。 先生も、外国語の対応ができるメンバーもいるので、工夫をしながら対応していると応えています。



Q
教室に通っていた生徒の中で、学校で支援を受けていた
(特別教室がある・特別な先生がいる等)方はいますか?

A
当グループにはいませんでしたが、横浜市南区内の小学校に外国からの生徒が多いこともあり、何らかの特別の学習支援を行っているところも多いと聞いています。



Q
もし同じクラスに外国にルーツを持つ子どもがいたとしたら、
私たちは何をすればいいと思いますか?
A
子供は会話能力を身につけるスピードが非常に速いので、一緒に遊んだり話し相手になったりと日本人の仲間に入れて付き合ってあげれば、数か月で意思疎通も可能となり学習意欲も高まり課題を乗り越える一助になると思います。



Q
学校や自治体から支援要請を受けることはありますか?

A
支援要請の連絡については、積極的なアプローチはありません。 大きなセミナー等では、自治体や学校の関係者が出席して連携の必要性を発言しますが、行動には結びついていません。 何年も前から同じ状況が続いています。



Q
学校との連携は行っていますか?

A
支援団体間の情報交換会には年1回程度、ゲストとして学校等の関係者が出席することがあります。 団体としては連携の必要性、情報の提供について望んでいますが、学校側はあまり前向きではありません。 支援団体側の意欲と学校側の対応にはかなり距離があると感じています。 行政(学校を含む)は、民間の力や意欲をもっとうまく活用していけば、この問題の解決に大いに寄与すると考えていますが、日本の行政の構造的体質等が先進的な欧米諸国の対策との決定的な差異と考えます。



Back
Next