インタビュー
多文化ユースプロジェクト様
神奈川県
Q
このような活動を始めたきっかけはなんですか?

A
自分たちと同じような外国にルーツを持つ子どもたちに、進学情報や自分たちの経験した情報を提供したいと思って活動を始めました。 外国にルーツを持つ子どもたちは人数が少ない上に、住んでいる場所もバラバラなので手に入る情報も少ないと思います。 例えば、私はたくさんの大学の進路相談会に行ったことがありますが、 大学とは何か、短大とは何か…など日本人ならわかっていることは省いて説明を受けます。 しかし、外国にルーツを持つ子どもたちにとっては、いきなり入試のことはよくわからない。 そこで、そのような情報を記事にすることでいつでもだれでも見ることができるようにしたのです。 決して自分の体験が正解だとは思っていません。 たくさんの人の経験を集めることでその中から自分に一番合うものを選んでほしいと思っています。



Q
もし同じクラスに外国にルーツを持つ子どもがいたとしたら、
私たちは何をすればいいと思いますか?
A
私も中学生の時、クラスでずっとひとりだった経験があります。 あいさつくらいからでもいいので、話しかけてくれるとうれしいです。 ただ、その日だけ話しかけるというよりも定期的に話しかけてほしいです。 お弁当の時間も一人になってさみしかったから、 自由時間の時などに一人になってしまっていたら、 気を使ってみるとかゆっくり話してみるとかしてくれるといいと思います。 私が経験した中で一番うれしかったのは、 周りの席の人が板書をひらがなに直して教えてくれたことです。 自分のノートも写しながら大変だろうに…。その恩はずっと忘れません。



Q
学校や教育委員会との連携を行う際、気を付ける・工夫するべき点などを教えてください。

A
NPO法人と学校や行政では活動の仕方が異なります。 NPO法人は当事者の人たちの立場に立って活動すること、課題を行政に知ってもらう寄り添い型支援のため、 長い間子どもたちと関わっていけます。 一方、学校や行政はルールありきで動いてしまったり、短い間(その学校にいる期間だけ)しか関われません。



Back
Next