それまで復習メインだった宿題が、自分で学習をすすめる内容へ変わり、大量の宿題に途方にくれてしまう。
Step5でも述べたように、普段の学校での学習でも不安を感じることが多い外国にルーツを持つ子どもたちにとって、
自分で教科書を読んで学習を進めることがどれほど難しいかは、想像に難くないだろう。
ホテルやレストランなど旅行関連で働く外国人の収入は日本人と同様、もしくはそれ以上に苦しい状況にある。
ほかの保護者と情報交換することが難しく、不安や悩みが大きくなる
夏休みに海外ルーツの子供を対象とした無料のオンラインスクールを開講
- 必要な家庭へタブレットおよびWi-Fiルーターの貸出(数に限りあり)
- 必要に応じて、保護者に対する相談サポートの実施
- 専門家による日本語学習支援が必要な子どもには、8月下旬からスタートのYSCグローバル・スクール正規カリキュラム等へのご案内
- 3月の一斉休校以来学校が再開されるまでの3か月間延べ2000人以上の子どもたちにオンラインでの自習・宿題サポートを無料で提供した
GIGAスクール構想とは、義務教育を受ける児童生徒のために、
1人1台の学習者用PCと高速ネットワーク環境などを整備する5年間の計画のこと。
文部科学省は2019年12月にこの構想を発表し、2023年度までの実現を目標としていたが、
新型コロナウイルスの感染拡大によってオンライン授業の環境を急いで整える必要が出てきたため、
目標を2020年度に前倒しすることに決定した。
しかし、文部科学省が4月16日に公表した調査結果によると、臨時休校を行っている自治体のうち
オンライン教材を活用した学習指導を実施しているのは29%にとどまっている。
このほかにも、文部科学省は外国にルーツを持つ子どもたちに関する文書を以下のように発表している。