中南米では昆虫食の文化があるのは先住民です。約230種の昆虫を食用にしていたと言われています。
主に食べられているのは、蛾の幼虫、芋虫、バッタ、ハエの卵、アリの卵、カメムシなどです。
中南米の昆虫食のバリエーションは他の地域より富んでいるのが特徴です。
例えば、芋虫を油で揚げて唐辛子やソースをかけて味をつけ、パンに巻いたり、ハエの卵を鶏卵と混ぜてハンバーグ状にしたものを焼いたり、
カメムシをさっと炒って、タコスの具材としたりなど様々です。
※メンバーが描画
ヨーロッパや北米はアフリカ、アジア、中南米ほど食虫文化がありませんが、ここ最近昆虫食会社などが立ち上げられ、コオロギなどを使った昆虫スナックなどが売られ始めています。
全世界で、食虫文化が広まる土壌は整いつつあります。
※1.出典:FAO 「
Edible insectsFuture prospects for food and feed security」P.xiii The role of insectsより
参考:
デイビッド・ウォルトナー=テーブズ 著 片岡 夏実 訳「昆虫食と文明―昆虫の新たな役割を考える」
内山昭一 著「昆虫は美味い!」
BUGSGROOVE 「
食用昆虫は500種類以上!メキシコの多様な昆虫食文化」
朝日新聞GLOBE+ 「
いま注目される「昆虫食」」
All About 「
メキシコ先住民食文化、究極の虫料理」
地球の歩き方 特派員ブログ「
【閲覧注意】アフリカで昆虫を食べてみた」
朝日新聞デジタル 「
昆虫食、アフリカで進む技術革新 味も結構いけるんです」
おしるこトラベル「
なぜタイの屋台で虫を売ってるの?虫の種類は?」
渡辺弘之 シリーズ:熱帯非木材林産物生産を調べる (5) 「
タイ・ラオスの食用昆虫」