日本食
日本食とは
2013年ユネスコ無形文化遺産に日本食が登録されて以来、世界中で日本食人気がたかっまています。
農林水産省がまとめた2019年海外における日本食レストラン数の調査結果によると、2019年の海外における日本食レストランの数は約156,308店ということです。
2017年は118,000店だったのが2年間で3割増しになったそうです。
JETRO(日本貿易振興機構調査)の調査(2014年3月)によると、外国人の好きな料理の
第1位が日本料理(66.3%)となっています。
さらに、今年東京で行われたオリンピックでは、選手村の食事の美味しさと種類の豊富さが話題になりました。
ここでは特に人気が高い地域について紹介していきます。
東南アジア
東南アジアは世界で最も日本料理店が多い地域です。日本食店舗数の増加も著しく、東アジアは
2017年の69,000店から5割増しの101,000店
まで増えています。
その人気に火をつけたのは日本のスキヤキや鍋を現地風にアレンジした寄せ鍋などの、現地の料理と融合した物やカリフォルニアロールやドラゴンロールなどのいわゆるフュージョン料理でした。
近年の、和食チェーンのやよい軒や大戸屋、ラーメンチェーンや寿司レストランの展開でより日本の味に近いレストランも増え、価格も安くなったため高級イメージのある日本食も
「誰の手にも届きやすいもの」
になっています。
アメリカ
アメリカを含む北米でも日本食店舗数の増加は順調で、2017年の25,300店から2019年には2割増しの29,400店となりました。
ヘルシー志向の高まるアメリカでは
「日本食=ヘルシー」
というイメージも浸透し、豆腐やそばなどの人気が高まっています。
全米のスーパーマーケットでは「寿司のテイクアウト」
があるのが普通になっており、最近では
「ベントウ」という言葉も英語になっていて、マニア向けの「高級各国料理」から「庶民の味」になって来ているようです。
しかし、カルフォルニアロールが代表されるように現地料理にアレンジが好まれて食されている側面があるので、日本人のイメージする日本食とは少し違う姿で人気が高まるかもしれません。
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