取材

鍵善良房

300年以上続く老舗和菓子屋さんです。
ちなみにアメリカ独立戦争が1775年なのでそれよりも前に創立とのことです!!

四条本店の他にも高台寺店やZEN CAFEやZENBIという美術館まで幅広く展開している お店です。


Q.1 コロナ禍での影響はありましたか?


A.ピタッと人が途絶えてお客さんが来なくなってしまいました。
あまり外国の人に依存していなかったのですが、日本の人も旅行や仕事で来なくなってしまいました。
去年の4月から10月まで支店はお店を閉めて、 本店へ集中させ、何名か交代で勤務するなどの工夫も行っていました。
今までやってないことをやらなければならないということを感じました。
日持ちがしないので当日に食べないといけない条件に、生菓子の地方発送今までできなかったがする様になりました。
おかげさまで楽しんでいただけることができています。
ようやく最近になって人が戻ってきましたが、やはりコロナ前の状況とはほど遠い状況です。


やはり、コロナの影響は大きく、感染症予防の観点から旅行へ行く人が激減し、形を変えて営業していくしかない状況になってしまった、とのことでした。


Q.2 これまでとこれからの時代で変えていくこと、そしてこれからもこだわっていくことはありますか?


A.変えていく部分
変えては行けない部分
があると思います。
オンラインショップ20年前はもちろんありませんでしたが、現在でははする様になったり、レジもiPadになったりと このような便利な部分は変えていく必要があると思います。

しかし、根幹は変えていってはいけないと思います。
製造方法は変えていません。
もちろん材料の品質が格段に高くなっていますが製造法は変わっていません。
びっくりするくらい手作業が多いてすが、機械化をしていません。
もちろん機械を導入しているところもありますがらごく僅かで、作る工程は変わっていません。

つまり
柱の部分は変えず、葉っぱの部分は時代に合うように変えていく必要があります。

300年続いていますが、
和の食文化を未来に伝えていくという意識を持って仕事をしています。


時代の流れの中で何百年も残っていくには変化も必要であり、柔軟に対応していく反面、伝統としてしっかり守っていく部分があり、とても素敵だと感じました。 また、最近では若い年代の方々がSNSで拡散することでの影響も感じているとのことでした。


年代や男女、日本人だけでなくガイドブックを持った外国人までと様々な方々に長年愛されているお店だと思いました。
しかしそこにはたくさんの努力や葛藤があったのではないかと思います。
伝統を未来へ伝えていくことの大変さと大切さを学ぶことができました。
美術館 https://zenbi.kagizen.com

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