取材
八坂神社
八坂神社は京都河原町を東に進んだところにあります。
「祇園さん」として古くより京都の人々に親しまれ、本殿(国宝)をはじめ境内外に多数の摂社(せっしゃ)末社(まっしゃ)を有し、その多くが重要文化財に指定されています。
また日本三大祭であり、世界的にも有名な「祇園祭」は八坂神社で始まった、疫病を鎮めるために行われた祭礼です。
創祀については諸説ありますが、社伝としてはの2つの説があります。
1つは
斉明天皇2年(656)に高麗より来朝した伊利之(いりし)が新羅国の牛頭山(ごずさん)に座した素戔嗚尊(すさのをのみこと)を当地(山城国愛宕郡八坂郷(やましろのくにおたぎぐんやさかごう))に奉斎したことにはじまる。
というもので、もう一つは
貞観18年(876)南都の僧・円如(えんにょ)が当地にお堂を建立し、同じ年に天神(祇園神)が東山の麓、祇園林に降り立ったことにはじまる。
というものです。
A.まず対策として、参拝する方にアルコール消毒を必ずしてもらうようにしています。
職員は毎日検温をし、アルコール消毒やマスク着用を必ずするようにしています。
鈴の緒は不特定多数の人が触れ、感染リスクが高いため、一時期は全て撤去していました。
そのかわりセンサーで手をかざすと鈴の緒の音が鳴るという仕組みを採用しました。
いまでは抗菌加工の鈴の緒を出しています。
手水車の柄杓も不特定多数の人が触れるため、全て撤去しました。
その代わり、流水式のものを使い、手水ができるようにしています。
大きな変更として、去年と今年は祇園祭が規模を縮小して行いました。
毎年七月の1ヶ月間にわたる祭りの中で、山鉾巡行などの多くの人が集まってしまう日は密になってしまうため規模を縮小して行いました。
しかしお祭りの本質である祈りをするという部分は変えず行いました。
神社は特に沢山の人が来るため、どうしても感染リスクが高くなってしまうと思いますが、様々な工夫を凝らすことで安心して参拝できるようになっていました。
A.ゴミを捨てたりなどのマナーの悪さはありましたが、特に大きなトラブルはありませんでした。