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衣服ロスとは、衣服生産者の過剰生産や納期の遅れ、注文キャンセルなど様々な理由によって、
まだ使用することができるにもかかわらず廃棄される衣服のことを言います。
同じような意味を含む言葉として、ファッションロス、衣料廃棄ロスなどもあります。
これにより、様々な環境問題や経済的損失につながっています。
実は現在注目されている食品ロスよりも深刻と言われているほどです。
しかし、現在「衣服ロス」はそれほど社会に浸透していません。
このサイトを読んで、衣服ロスへの理解を深めていきましょう!
平成28年度の食品ロスの量は、約643万トン。
近年は新型コロナウイルスの影響により、食品ロスの量が増加している。
これまでの説明で、衣服ロスがとても大きな問題となっていることが分かりましたね。
こうした現状を踏まえ、日本だけでなくアメリカなどの様々な国が、衣服のリサイクルボックスを設置し、不要になった服の回収に努めています。そして回収された衣服の大半は、発展途上国に送られ、現地の貧しい方々の役に立ちます。
一方で最近の報道で知ったことは、発展途上国地域に送られる衣服の量が多すぎることで逆に衣服が余ってしまい、残念ながら着ないまま廃棄されている状況です。その中には気温が高い国にコートが送られたり、体格の違いから必要なサイズが揃ってなかったりと供給する側の都合で送ったため地域のニーズに合わないといった問題も生じているようです。
しかし、だからといってリサイクルボックスへの衣服回収に協力しないでいいというわけではありません。私たちが捨てるはずだった衣服が発展途上国で再び、誰かの大切な衣服となり、役に立っているのです。どうしたら効率よく送ることができるかを今後しっかり構築すべきだと思います。
リサイクルボックスの活動は、衣服ロスを完全にゼロにすることはできませんが、衣服ロス削減に向けた一歩を踏み出すことができます。たとえ小さなことでも、協力することが大切ですよ。