知ってる?衣服ロス〜守ろう私たちの惑星〜
 

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このように、衣服ロスは環境に多大な負荷を与えていることがわかりました。
このまま生活していると、地球温暖化が進み、私たちの生活にも被害が及んでしまいます。

このページでは、衣服ロスとSDGsとのかかわりから、私達にできることを探していきます。
現在多く耳にするSDGsについて学び、衣服ロスの理解をより深めていきましょう!


SDGsとは

まず、SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略称で、日本語で持続可能開発目標という意味です。
これは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として採択された、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「だれ一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。

                「国際連合広報センター」より引用


以下、衣服ロスを改善することによって解決に近づくSDGsの項目を紹介します。

12「作る責任 使う責任」

「国際連合広報センター」より引用
一つ目は、12番目の「作る責任 使う責任」についてです。
この項目では、「生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動をとろう」という大きな目標が掲げられています。



まず、12番目の項目の達成目標のうち、衣服ロスと関わりのあるものを紹介します

・「持続可能な消費と生産の10年計画を実行する。先進国がリーダーとなり、
開発途上国の開発の状況や対応力も考えに入れながら、すべての国が行動する。」
・「2030年までに、天然次元を持続的に管理し、効率よく使えるようにする。」
・「2030年までに、ごみが出ることを防いだり、減らしたり、リサイクル・リユースをして、
ごみの発生する量を大きく減らす。」
・「2030年までに、人々があらゆる場所で、持続可能な開発や、自然と調和した暮らし方に
関する情報と意識を持つようにする。」

以上の4つです。
日本のリサイクル率は上昇傾向にあるものの、世界から見ればまだ低い状態です。
自宅にある古い衣類やサイズが小さくなり着られなくなった衣類などは、積極的にリサイクルやリユースに回すようにしましょう。


次に、これらの項目を実現するための方法を紹介します。
それは、「開発途上国が、より持続可能な消費や生産の形を進められるよう。科学的および技術的な能力の強化を支援する。」です。

これらは、国単位の話が多く書いてあり、身近に感じることは少ないかもしれません。
しかし、この12番目の項目は、個人単位で取り組めることが多く含まれています。
みなさんも一緒に、SDGsを再確認して、できることから進めていきませんか?


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