漁獲量
私たちは、どれくらいのマグロを獲ってきたのでしょうか? また、これから先もマグロを取り続けることは可能なのでしょうか?
ここでは、さまざまなマグロの漁獲量の統計から、『資源』としてのマグロの量について考えてみます。
世界と日本の漁業・養殖生産量
一方、
図1. 世界の漁獲・養殖業生産量の推移(令和3年度 水産白書) | 図2. 世界の資源状況(令和3年度 水産白書) |
これに対して、
日本の海面漁業生産量(養殖は含まない)は、1990年には約9600トンありましたが、2020年には約4200トンと半分以下に減少しています。また、日本の海面養殖生産量は、1990年には約1300トンありましたが、2020年には約1000トンとやや減少しています(図3)。
図3. 日本の漁業・養殖業生産統計 生産量(農林水産省 海面漁業生産統計調査)
世界と日本のマグロ漁獲量
世界のマグロ・カツオ・カジキ類の漁獲量は増加しています。1970年代には約200万トンだったのが、2020年には約800万トンとなっており、1970年代から比べて約4倍に増えています(図4)。
図4. 世界の漁業の魚種別漁獲量の推移 まぐろ・カツオ・カジキ類(令和3年度 水産白書)
マグロの資源は、5つの地域漁業管理機関(RFMO)によって管理されています(詳しくは 取り組み → 国際機関を参照)。
図5. 日本の海面漁業まぐろ種別漁獲量(農林水産省 海面漁業生産統計調査)
世界のマグロの漁獲量は増えていますが、日本では減少しています。世界中でマグロを食べることが広まっていますが、日本では、魚より肉を食べることを好む「魚離れ」がすすんでいるのかもしれません。 |
参考資料
農林水産省>統計情報>分野別分類/水産業>海面漁業生産統計調査
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/kaimen_gyosei/
水産庁 令和3年度 水産白書
https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/R3/220603.html
Home © 2022-2023 マグロの学校/School-of-Tuna All rights reserved.